タイトル部分の色の説明
「最高!」
「面白い」
「普通かな」
「うーん、微妙」
「……………………つまんない」
極めて個人的な評価である事を、予めお断りしておきます。

30号
次号から新連載が二作開始。杉田尚先生、色々な意味で待ってました(笑)。
新連載はどちらも読み切りからの連載化ですが、最近の新連載は打ち切りばかり。今度は……うーん、微妙かも。
ぬらりひょんの孫のアニメ、原作をより深めた展開になりそう。オリジナル話は少し不安ですが、ちゃんと見ます。
ナルトは休載です。

BLEACH
 若返った斬月が出たと思ったら、別人みたいですね。通常時と卍解した時の人格は違うのか。これって一護の刀だけ
なのかな?
 ただ歩くだけでも人を死に至らしめる藍染。たつきが最悪のピンチを迎えてしまいましたが、一護の修行は始まったば
かり。実際に時間が流れてはいないとはいえ、ストーリー的にはまだまだ罹りそうで間に合いそうにないですよね。誰
か助けに来てくれるんだろうか。

ONE PIECE
 サボの死を切っ掛けに兄弟の絆を深める二人。しかしエースの死の結末を知っている読者にとっては、見るのが辛く
なりますね。これも尾田先生の狙い通りなんだろうけど。
 革命軍とゾロの故郷の意外な接点。ゾロの先生も革命軍と関わっていたとは、世間は狭いですね。革命軍に手当て
されているのって、もしかして……!?
 ルフィの旅立ちのシーンは彼の野望の大きさと、今後の面白い冒険を感じさせる名シーンでしたが、今となっては虚
しい叫びか。自分の弱さを思い知らされたルフィはこれからどうするのか。変な道を選ばなければいいんだけど。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 山本、二度と歩けないって……奇跡の復活フラグですね、分かりました(おいおい)。
 クロームの幻覚もディーノとスクアーロには通じなかったか。まあこの二人なら仕方ないですよね。だから元気を出せ
クローム、良ければ私が慰めて(黙れ)。
 懐かしい内藤ロンシャンにディーノ、ヴァリアーの面々に何か企むシモンファミリー。役者は揃いましたが、ここで一体
何が起こるのか。まったく予想がつかず、それ故にワクワク。新展開スタート時の巻頭カラーの扉絵と同じ構図で描か
れたラストの絵が、ワクワク感を煽ります。うーん、上手い。

バクマン。
 新連載の開始号に連載作家の読み切りをぶつけるとは、編集長無茶すぎる。それだけサイコー達を買っているんだ
ろうけど、たとえサイコー達がコケても福田の読み切りが好評なら雑誌的には損はしない。商売人だなあ。……両方と
もコケたらどうするつもりだったんだろう、というのは言わない方がいいな、うん。
 圧倒的な人気を得た「PCP」。この号は連載作品の人気が落ちまくっただろうなあ。「デスノート」が始まった号のアン
ケート結果もこんな感じだったのかな?
 惨敗フラグを立てている秋名さんですが、エイジが後ろにいるとなると簡単には負けないでしょう。こっちの戦いもこれ
から熱くなりそう。
 おじさんのお墓に結果を報告するサイコー、このシーンはかなりカッコいいと思います。この物語は彼から始まったよ
うなものですからね。ここからどんな展開になるのか、期待しています。

めだかボックス
 連載一周年突破記念センターカラー。
 ジャンプの中ではあまり人気がある作品ではなく、低空飛行を続けていましたが、それでも連載一周年を突破できた
のは西尾・暁月両先生の頑張りと、西尾先生の独特の世界観を読者に媚びず、正面から示し続けた結果でしょうね。
 心が無いと言われる球磨川の言動は、裏表のない素直さを感じさせるけど、それ以上に異質。『』で囲まれた彼の台
詞は、自分の言葉ではないという意味なのでしょうか? この底知れなさはラスボスに相応しいと思います。
 フラスコ計画は潰しましたが、球磨川は十三組の生徒全員の抹殺を宣言する。理事長もとんでもない毒虫を招き入
れましたね。最凶最悪の敵にめだか達がどう挑むのか、新展開は面白くなりそう。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 オタクっぽいテーマを語らせたら秋本先生の右に出る人はいませんね。今回もいい具合に暴走しています。
 精巧な金型作りは手先の器用な日本人の得意とする作業ですね。でも今は海外の技術力もアップしたし、コンピュー
ター化によって作業の手間も半減されてしまい、職人の働き場はどんどん減っていると聞きます。プラモのクオリティは
年々上がり続けているけど、日本の将来は暗い。
 ラストをカットアウトされでまで喋り続ける両さんは、まんま秋本先生ですね(笑)。普通に続くと思ってページをめくっ
て、ビックリしました。編集部もこういう回ぐらいサービスしてくれればいいのに。

ぬらりひょんの孫
 土蜘蛛、怪力なだけでなく頭もそれなりに回るのが厄介ですね。知恵のある怪物はどんな物語でも強敵です。
 ピンチのリクオを救ったのは、彼に力を与えた二人。そして遠野の三人も駆け付け、リクオは更にパワーアップしそう
ですね。仲間の力を集めて強くなるリクオは、友情パワーで強くなるジャンプヒーローそのものですね。…と言うとちょっ
と違和感を感じるのは私だけ? 椎橋先生の絵がカッコ良すぎるからですね、きっと。

SKET DANCE
 ツッコミ女王ヒメ、プロの芸人とツッコミ対決。小宮山ツトムは相手が悪すぎましたね。
 いや、ヒメとここまで渡り合うとは、小宮山もなかなかのものなのか。事前打ち合わせをしたとはいえ、ボッスンが会
場にいなかったら絶対に勝ってただろうし。彼の逆襲劇を見たい気がします。
 話は面白かったけど、ツッコミ役二人のセリフがどっちがどっちのものか分からず、ちょっと混乱した部分があったの
は残念です。小宮山を独特の口調にして、違いがすぐに分かるようにしてほしかったです。

べるぜバブ
 男鹿と三木の過去が判明。なるほど、三木はこうやって男鹿に見捨てられたと思い込んだのか。確かにこれは誤解
するわ。
 しかしずっと一緒にいたんだから男鹿が口下手なのは分かっていた筈だし、男鹿の性格だって……。いや、冷静に考
える前に裏切られた(と思い込んだ)怒りの方が強かったのか。人の心はなかなか思い通りにならないものです。
 男鹿は三木を庇って知らない振りをしたのは間違いないでしょう。今も名前を知らない振りをしているのは、昔の事を
思い出したからかな。何とも困った男の子達です。こんなトラブルメーカー達の因縁に巻き込まれた古市に同情。

メタリカメタルカ
 ……第一話の頃から思っていたのですが、このマンガって昔どこかで見たような話やキャラクターが多いんですよね
え。前回のルカ親子の話もそうだったし、オリジナリティがほとんど感じられません。
 そして今回のは極めつけ。この『上空から参加者全員が落とされる試験』は「シャーマンキング」で見ました。あのマ
ンガは間違いなく名作。打ち切りは本当に残念でした。
 ここまで真正面からパクリをやった作品は珍しいかもしれません。そしてこういう馬鹿すぎる事をやる人の作品が面白
い筈がない。最低と言ってもいいですね。「四ツ谷先輩」よりもこのマンガを打ち切るべきだと思います。

トリコ
 ボスはグルメ界にいたんですか。センチュリースープを飲んでも笑顔を浮かべないとは、ボスの心の闇は凄まじく深そ
う。アルファロはGOD以外にボスの心を震わせる食材に心当たりがあるようですが、次はその食材を巡る戦いが始まる
のかな?
 IGOの会長・一龍が語る真実。一龍と次郎、そして美食會のボスが同門だったとは、バトルマンガではお約束の展開
だけど燃えますね。ボスが二人と袂を分かった理由は、GODを独り占めにする為なのかな。この三人の過去話もじっく
り見せてほしい。

少年疾駆
 掲載位置がじわりと下がっていますね。ワールドカップでは日本代表が大健闘しているのに……。マンガの世界、特
にジャンプで生き残るのはワールドカップよりも厳しいのか。
 カッコつけが激しく、ワンマンプレイが目立つ晴輝。ううむ、やっぱり読者から好感が得られるタイプの主人公ではない
ですね。この性格に慣れてきても、ちょっとイライラする。このマイナス部分を陣明のクールさとカッコよさで補おうとして
いるのは分かるけど、それでも厳しいのかなあ。試合そのものは面白いので、残念です。

KIBA&KIBA(読み切り)
 「アイシールド21」の原作者・稲垣理一郎先生と、台湾からの新人・彭傑先生の読み切り作品です。
 絵は非常に上手く、ストーリーもなかなか。所々に「アイシールド21」を思い出させるカットがあったのは、ファンサービ
スなのか稲垣先生のクセなのか。
 面白い作品だと思いましたが、ゴチャゴチャして分かり辛いコマが結構あったのが気になります。でも彭傑先生は実
質これがデビュー作らしいので、更なる成長に期待します。目指せ、連載!

黒子のバスケ
 火神のアメリカ時代の話はあまり語られていないので、もしかしたら火神の過去話が始まるのかなーと思ったら、予
想の斜め上を行かれました。氷室と火神の過去は次回で語られるのかな?
 陽泉学園、キセキの世代が一人いるだけでも手強いのに、火神のライバルまで獲得していたとは……。全国大会で
は最強クラスの敵になるのは間違いないですね。そこまで誠凛が行ければの話ですが。

保健室の死神
 人の長所を奪い、与える能力ですか。これが操への親としての愛情表現なのだとしたら、ガスマスク男はかなり歪ん
でいますね。
 長所を奪われたアシタバ達の変貌ぶりは、自分に自信を無くしたからかな。間接的にも人を苦しめるガスマスク男の
所業は許せないけど、状況的には大ピンチ。ハデス先生なら何とかするだろうけど心配です。

いぬまるだしっ
 美少女キャラ・アリスちゃん登場。今までで一番可愛い子ですね。こんな美少女を前にしても全く動じないいぬまるく
んは大物すぎる。股間のモノ以外は(黙れ)。
 しかしまさかアリスが男の子だったとは……。さすがの私も完全に騙されました。でもそんなに辛い気分にならない
のは、私がそっち方面に目覚めたからではない筈。きっと、絶対、多分、恐らく、うーん。

銀魂
 センターカラー。
 柳生家と猿といえば、実は結構面白い話があるんですよね。今回の話の元ネタはあれから取ったのかな?
 部屋の中をウンコまみれにされたのに、お妙さんよく怒りませんね。きっと後で銀さんに掃除させたんでしょうね。終
わったら卵焼きをプレゼント(死にます)。
 寿限無寿限無…という名前も今から考えたら、とんでもなくダメな名前ですよね。最近子供に馬鹿な名前をつける親
が増えているそうですが、どうやらそういうのは日本人の習慣のようです。諦めましょう。
 東条の相変わらずの変態ぶり&シャー好きに和みましたが、ようやく懐いてくれた猿と引き離される九兵衛の心境や
如何に。柳生家の行く末を左右する問題になりそう。

PSYREN −サイレン−
 エルモア、穏やかに逝きましたね。マリーがいたら泣きまくっていただろうなあ。
 しかしエルモアが最後に見た予知、灯の中にいた邪悪な者とは誰なのでしょうか? 弥勒では無いとしたら、この戦
いの裏には黒幕がいるのかもしれない。ウロボロスの軌道変更の謎と関係しているのかも。
 敵の本拠地に乗り込む決意をしたアゲハ達。作戦はいいと思いますが、問題はアゲハ達と星将達との実力差です
ね。カイル達でもジュナスやグラナの相手は厳しそう。作戦の成功はアゲハのパワーアップに掛かっている?

詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談
 品茂先生、マジでカッコいいんですけど。作者が彼を楽しんで描いているのが分かります。
 レシートの裏に書かれていた姉の本当の思い。怪談というには怖くはありませんが、人の心を動かしたという意味な
らこれも立派な怪談なのでしょう。いい話でした。
 花子さんの謎も解決して、次回で最終回みたいですね。寂しいけどエピローグ、期待しています。

LOCK ON!
 最終回。
 真田への恋心を自覚したニコ。この作品は男嫌いだった彼女が恋をするまでのお話だったんですね、と考えるとまと
まった終わり方だと思います。
 連載当初の評価は低く、実際面白くない話も多かったです。それでも成長を感じる箇所があり、少しだけ期待したの
ですが……。
 未熟すぎる絵、アップを多用しすぎている構成、ジャンプでやるにはあまりにも普通すぎるストーリーと欠点を上げれ
ば切りがあれませんが、初めての頃より見易い漫画になっていたのも事実。少しだけ惜しい作品です。
 土田先生、お疲れ様でした。次回作は頑張ってください。

ピューと吹く! ジャガー
 チラッと見ただけでは分からない。長い文章をキチンと読んだ人だけに分かる面白さ。ううむ。こういう紙一重なギャグ
をあっさりやってしまうのが、うすた先生の凄くて怖いところなんですよねえ。
 結局ビヨ彦の実家の店の宣伝だったのですが、ここまで露骨だと笑うしかない。でも現実にもこういう広告とかありそ
うで、謙虚という言葉を知らない人たちの未来が心配です。


29号
映画「ベスト・キッド」の特集記事が掲載。懐かしいタイトルだなあ。一作目しか見てないけど。
ONE PIECEは予告通り休載です。

トリコ
 連載100回記念巻頭カラー。そろそろアニメ化してもおかしくないと思うんだけど、水面下では動いているのかな?
 テリーとオブサウルス、本当に久しぶりですね。成長したテリーは頼もしい戦力になってくれそう。オブは……まあ頑
張れ(笑)。
 グルメ建築家にグルメデザイナーか。グルメ関係の仕事って色々あるんですね。食を中心に回っているこの世界は健
全なのか異常なのか、ちょっとだけ考えてしまいました。結論・みんなが幸せならそれでいいな、うん。
 お菓子の家と言うよりお城が完成、したけど一晩で無くなってしまいました。グルメ建築家にとってトリコみたいな大食
漢はお得意様ではあるけど、せっかく作った家をあっさり食べてしまうんだから複雑な心境でしょうね。スマイルが笑顔
を忘れたのも、その辺りが原因なのかも。
 次回、遂に美食會のボスが姿を現す? 猛者ぞろいの美食會の頂点に立つ人物、トリコ達にとって最大の敵なのは
間違いないでしょう。センチュリースープを飲んだボスがどうなるのかも気になります。
 毎回のクオリティが安定している上、独自の世界観を作っていて、そして面白い。こういう漫画がある限り、ジャンプは
まだまだ安泰ですね。島袋先生、これからも頑張ってください。

NARUTO −ナルト−
 母の愛の力を受け、九尾を圧倒するナルト。仙人モードなど今まで覚えた技の集大成で九尾を押さえ込む展開は嬉
しい気がします。よくぞここまで強くなったもんだ……。
 十六年前の事件については、ミナミはマダラの仕業だと言い、マダラは天災のようなものだったと正反対の事を言っ
ていましたが、いよいよ真相がはっきりしますか。と、興味を高めておいて次号は休載ですか。うーん、極悪。

BLEACH
 拘突に関する設定は、元から考えていたのかな。数日の誤差があった事についてもちゃんと理由があったとは。後付
けでないとしたら久保先生、ちょっと凄い。
 懐かしい学友達の再登場を喜ぶ間もなく、藍染が空座町に迫る。たつきや啓吾だけでなく、霊力が高まっていると思
われる現世キャラは全員危ないかも。三ヶ月の修行で一護がどこまで強くなれるのか、期待してもいいのかな?

べるぜバブ
 神崎、まさかの美形キャラ化。これは女性読者へのファンサービスですか?(笑) 卑怯な美形というポジションは面
白くなりそう。
 聖石矢魔に潜んでいる悪魔とは、六騎聖と関わりがあるのでしょうか? もしくは六騎聖の中にいたりして。名門校と
言われる割に生徒の素行が悪い事にも関係あるのかも。
 三木と男鹿、試合前に激突。そして語られる二人の因縁。ですが既に逆恨みだと言われてしまいましたね(笑)。三
木がどんどんカッコ悪くなっていますが、面白いので良し。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 カオル、見事なまでにとぼけていますね。それだけの覚悟と冷酷さを持っているという事か。シモンファミリー全員が
水野と同じ心の強さを持っているとしたら、ボンゴレにとっては最強の敵になりそう。
 山本のダイイングメッセージですが、delittoの文字はカオルが落としたリングを包んでいた布に書かれていましたね。
ボンゴレの『罪』と関係ありという事は、あの小瓶に入っている血はシモンファミリーのもので、昔ファミリーの誰かが死
んだのだろうか。それを今でもシモンファミリーは恨んでいる? ううむ、話が見えてきたようで、まだ確信には至りませ
ん。だから考えると面白いんだけど。
 犯人を見つける為に継承式を開く事にしたツナですが、カオルが山本を襲ったのはアクシデントみたいなもので、継承
式の開催はシモンファミリーの望むところなんですよねえ。何もかも悪い方に向かっている気がします。さて、どうなる
事やら。

PSYREN −サイレン−
 センターカラー。この漫画に限らず、最近はカラーで女性キャラが描かれる事が多い気がします。いいぞもっとやれ。
 小説に書かれそうなネタは、2か3かなあ。1は絶対に無い(笑)。
 光に弱いWISEの面々にとって、タツオの攻撃は並の攻撃より厄介ですね。次は重点的に狙われそう。
 仮面の男はアゲハの知り合いですか。となると、考えられるのは一人だけ。やっぱり彼は敵になったのか。アゲハに
とっては星将よりも難敵になりそう。
 ジュナス達は退けたものの、大勢の人間をさらわれた上、マリーも敵の手に落ちた。このタイミングで、エルモアも最
期の時を迎えようとしている。最悪の状況ですが、だからこそここからの奮起に期待します。

メタリカメタルカ
 うわー……。やっちゃったよ、やってしまったよ。冒険ものでは使い古され過ぎて、もはや王道とすら言えない展開を
やってしまいました。
 『偉大なる先達を目指す』。過去、多くの漫画で見てきた展開であり、はっきり言って飽きています。「ONE PIECE」や
「ナルト」「HUNTER×HUNTER」の後に続こうとしているのでしょうけど、それはあまりに無謀。過去、同じような事をやっ
た結果、打ち切られた作品が山ほどあるのに、なぜまた同じ展開にしたのか。水野先生の独自のセンスが感じられる
内容ならまだしも、見事なまでによくあるパターンだし。
 そういえば『その職業に就く為にハードな試験に挑む』という展開も、これまたよく目にするものですね。先に上げた
「HUNTER×HUNTER」がその代表ですが、二匹目のドジョウを狙っているのだとしたら、読者をバカにしすぎです。この
作品は早く打ち切られた方が、ジャンプの為になると思います。

少年疾駆
 セポーラFCと決勝で戦うのは間違いなさそうですね。阿久井より謎のMF・久原の方が手ごわい敵になりそう。
 ゾーンに別れてのパス回しは、説明されるとちょっと難解ですが、これくらいこなさないと少年チームとはいえ上へは
行けないのか。スポーツはバカでは出来ないというのは本当ですね。晴輝が頭いいようには見えませんが(笑)。
 「メタリカメタルカ」と違って平均レベルは保っている作品ですが、どうにも地味なんですよねえ。この地味さを乗り越え
られるかどうか、それが鍵になりそう。

SKET DANCE
 この二人の話ですか。カップル誕生かと思わせて、実は駄目お兄ちゃんの勘違い話だったというオチ。勘違いっぷり
が激しくて、見ててニヤニヤしてしまいました。
 ボッスンとの兄弟関係に一抹の不安を抱く椿と、ボッスンに惚れているサーヤ。二人を結びつけているボッスン本人
が事態に全く気づいていないところが面白くて、みんなが勘違いしまくっている展開に無理を感じません。良く出来たコ
メディだと思います。

バクマン。
 作品が肉付けされていき、完成へと向かっていく描写が丁寧に描かれています。漫画ってこういう感じで出来るのか
と読者に興味を抱かせる展開としては、実にお見事。
 新しいアシスタントは早くもトラブルを起こす。でも漫画を描く人が集まれば漫画論が起こるのは必然か。商売中心な
考えで描くか、自分の好きなものを描くか。これは漫画家にとって永遠の難題でしょう。好きに描いた作品が人気が出
れば一番いいんですけど、今のジャンプでもそんな風に描いている人は少ないだろうなあ。大変な仕事です。

ぬらりひょんの孫
 雪の文様がリクオの背に刻まれた事を喜ぶ つららが可愛い。完全に恋する乙女ですねえ。うん、結構結構。
 遂に自分と戦える相手と巡り合えた土蜘蛛の喜び。それは戦いへの狂喜であり、その表現は死闘の幕開けに相応
しい大破壊。腕一本失っても全く怯まず、リクオとの一騎打ちを望む土蜘蛛からは強敵としての威圧感をビリビリと感じ
ます。この威圧感に相応しいバトルを見せてください。

保健室の死神
 謎の男に捕まったアシタバ、外に連絡する為に知略の限りを尽くす。
 派手なバトルシーンも無く、お色気シーンも無いのに最後まで楽しく読めました。久しぶりに知の限りを尽くした戦いを
見せてもらった気がします。次回の罹人同士の戦いにも注目ですね。

マインズ(読み切り)
 「アイシールド21」の作画担当だった村田雄介先生の新作です。
 戦場を舞台に、地雷という見えないけれど危険極まりない敵と戦う戦士達の活躍を、見事に描いています。やろうと
思えばかなりハードな物語になってジャンプでは浮いていたでしょうが、村田先生の少年マンガっぽい絵柄とハードと
明るさを兼ね備えた展開が、大人から子供まで読める娯楽作にしていますね。いい漫画だと思います。
 ですが、あくまで「読み切りとしては」いい漫画。テーマが地味な割にハードな事もあり、このまま連載するのは厳し
いでしょう。それでも村田先生の健在ぶりを示すだけなら充分な作品でした。先生の新連載を待っています。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 3Dテレビがこんなに売られるなんて、私も予想外でした。確かに迫力はあるけど、目が疲れるんですよねえ。この難
点を何とかしないと本格的な普及は難しいかも、と無責任な予想を立ててみる。外れそうだけど。
 メガネを掛けただけで両さんに騙されてしまった部長たち。いやこれは仕方ないか。3Dメガネって、普通の光景は見
にくくて分かりづらいんですよねえ。あれを付けて真っ直ぐ歩くだけでも大変です。いや本当に。

黒子のバスケ
 マスコットキャラとして黒子そっくりの犬が登場。猫派は涙目?
 怖い者知らずそうな火神の意外な表情が見れただけでなく、色々と肩の力が抜ける楽しい話でした。熱戦の後のイ
ンターバルの話としてはちょぅどいいかな?

いぬまるだしっ
 元気なお年寄りを見ると、なぜか嬉しくなるのはどうしてだろう? 私も死ぬまで子供の心は失いたくないですね。つ
まり生涯子供でオタク(ダメじゃん)。
 恋愛年齢制限無しなカニゾウが、妙にカッコイイんですけど。でも彼を目指したら人間として負ける気がするんですけ
ど。どうしてだろう?

銀魂
 お久しぶりの真選組。近藤さんとのデートを承諾するなんて、このお妙さんニセモノじゃないの?と疑ってしまいまし
た。でも私は謝らない。
 近藤さんの喜びを嘲笑うかのように、天と運命は彼に過酷な試練を与える。豪速球に死にかけるキャッチャーのネタ
繰り返しには悔しいけど笑いました。近藤さん、いい人なんだけどゴリラ顔とストーカーな性格で損しているよなあ。彼
に幸せが訪れる日は来るのか? その前に連載が終わると思います。つまり、永遠に無し。ありがとうございました。

めだかボックス
 王者にならんとした王土でさえ飲み込めなかった、めだかの異常性。こんな黒い闇を抱えて、どうして人の為に生きよ
うと思えるのか。いや、だからこそそういう生き方を選んだのか。善吉と出会わなかったら、めだかは世界を滅ぼす魔王
になっていたかもしれませんね。
 王土との決着に関する善吉の不満は、王土ときっちり決着をつけてほしかった読者の不満でもあるのでしょうね。残
念ながら私もその一人です。でもエレベーターでみんなが一緒のところを見ると和むのも事実。複雑だけど喜んでいい
のかな?
 と悩んでいたら衝撃の展開。まさかここでラスボス候補が現れるとは思いませんでした。かつて、めだかが唯一人改
心させる事が出来なかった男、球磨川との再会はめだかの闇を更に深くしそう。笑顔が怖い彼との戦いが、この作品
のラストバトルになるのか?

LOCK ON!
 うーん……。掲載位置が下がったせいなのかは分かりませんが、話のクオリティが落ちてきた気がします。先生が犯
人なのは意外性が無さすぎて、ぶっ飛ばしてもイマイチ爽快感を感じませんでした。
 盛り上がりそうで盛り上がらないのは、この漫画の致命的な欠点だと思います。このままでは本当に打ち切られそう
ですが、もう決定しているのかも。

詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談
 花子さんの事件、犯人はあまりにも異常な人物でした。名前が「花子」だから殺したなんて、名付けた親が聞いたら
まともじゃいられませんよ……。
 変人ぞろいの学校でしたが、こんな男が校長ならそれも仕方ないかな。怪談を作ろうとした校長と、怪談を語る四ッ谷
先輩は似て非なる存在。この決裂は当然の結果ですが、まさか火を点けるとは。校長、もう完全に狂ってますね。次回
かその次で完結かな?

ピューと吹く! ジャガー
 ネクタイの締め方について。ノット・ウィンザー・ノットの結び方にはちょっとだけ騙されかけました。危ない危ない。
 グッドバイ・ノットの締め方に少しだけ感動したのは、結び方が美しいからです。多分。こんな結び方を本当にしている
人がいたら、私は泣きます。ええ、力の限り大声で。


28号
この夏、神保町でONE PIECEのイベントが開催される事に。これは行ってみようかな。第0話の映画は見てみたいし。
こち亀のゲーム情報コーナーに秋本治先生の写真が掲載。ヒゲを生やした先生、ワイルドだなあ。イメージが激変。

ONE PIECE
 サボ、天竜人に無礼を働いたせいで殺されるのではと思っていましたが、見事に的中してしまいました。しかも予想
以上に理不尽な理由で。天竜人はどいつもこいつも腐り切っているのか。ドラゴンの革命軍に参加したくなります。
 殺されそうになったのに逃げなかったエース。その生き方は父ロジャーとそっくりですが、その性格故に死ぬ事になっ
てしまうとは……。エース本人が後悔していないのが、せめてもの救いでしょうか。
 サボの書き置きは彼の遺書になってしまいました。エースはサボの夢も背負っていたんですね。そして弟を、ルフィを
守ろうという気持ちも。エースが血の繋がらないルフィをあそこまで大切にしていた理由が分かりました。
 次回で過去編も終わりかな? どんなラストを見せてくれるのか、再来週まで待ちます。また休載……。うう。

NARUTO −ナルト−
 母クシナが語るミナトとの馴れ初め話は、ニヤニヤしながら読みました。この話だけで単独エピソードが作れますね。
 父の黄と母の赤を受け継いだナルトがオレンジだというのは、納得のいく設定です。岸本先生、ここまで考えて描い
ていたのか。普通に凄いなあ。でも『オレンジ火影』って呼び名、微妙にカッコ悪い気がするんですけど(感動的なシー
ン台無し)。

トリコ
 センチュリースープがフルコース枠に収まるまで、またどこぞのナルシストが邪魔するんじゃないかとハラハラしました
(笑)。しかしまだ空枠がこんなにあるのか。トリコのフルコース完成まで、あと何年かかるのやら。
 愛丸は便利すぎる体質ですね。しかも優しすぎる性格なので、症状が余計に悪化してしまったのか。何という皮肉。
でも再登場したら、トリコ達の頼もしい仲間になってくれそう。期待してもいいのかな?

べるぜバブ
 女のバレー対決は、葵が見事勝利。でもこの結果もヒルダの計算の内? どちらが勝ったのか負けたのか分かりま
せんが、この二人のライバル関係はこれでいいかと。
 MK5+1はもう出た瞬間にヤラレ役だと分かってしまいますね。いいギャグキャラになりました(笑)。
 三木はバレーではなく、バトルで決着を付けるつもりみたいですが、やるとしたら試合の前か後か。タイミング次第で
は男鹿が試合に出られず、石矢魔チーム大ピンチになるかも。

BLEACH
 あー、そういえばいましたねえ、拘突。ソウルソサエティに入ろうとした一護達が、こいつに追いかけられたっけ。懐か
しすぎてちょっと思い出せませんでした。
 時の流れが止まった断界は、修行には絶好の場所。精神と時の部屋ってホント便利ですね。必要も無いのに拘突を
殺してしまった藍染のお茶目が、一護をパワーアップさせる事になりそう。藍染様、お遊びも程々に。

バクマン。
 香耶ちゃん、結婚したからなのか、ますますいい女になったなあ。性格的にも外見的にも。おのれシュージン。
 貪欲なまでに作品を良くしようとするサイシューコンビ。それに触発されるかのように、他の作家もやる気をアップさせ
ている(平丸さんは除いて。笑)。この相乗効果が面白くて、目が離せません。
 個性ある主人公の絵も出来たし、いよいよサイシューコンビの躍進が始まるのか。ワクワクしながら次回を待ちます。

少年疾駆
 一年で急成長した阿久井君。成長期の子供ならではの変化ぶりですね。小さな主人公に対する巨漢のライバルとい
うのは王道で、それ故に両者の戦いをどう見せるのか、作者の力量が問われます。附田先生はどうだろうか?
 地区大会、それも2回戦レベルとはいえ12得点も上げた阿久井の実力は、確かに侮れない。ですが御崎FCには大
鳥だけでない、むしろ大鳥より上手いプレイヤーがいる。それに気付かない限り、阿久井は不利だと思うのですが、さ
てどうなる事やら。

銀魂
 お久しぶりのギャグ編で、意外なキャラが復活。洞爺湖仙人様、頑張っているのは分かるんだけど、このダメ人間た
ちに必殺技を教えるのは諦めた方がいいと思います。覚える気ゼロだし。
 アニメが終わったのは原作のストックが尽きたからだと思っていたのですが、そんな裏事情があったのか(笑)。相変
わらずギリギリアウトな、いやもう完全にアウトな事まで言ってますね。アニメが終わったら漫画も終わった感じになった
作品って、某聖闘士とかマッスルマンとか?(はい、お前もアウト)。
 冒頭からオチまで笑いっぱなしで、楽しませてもらいました。空知先生、ありがとうございました。そして木村カエラさ
んのご結婚を心からお祝いいたします。

魔境旅行師グラム(読み切り)
 「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」の西義之先生がジャンプに帰還。47ページの長編読み切りです。
 冒険ものの王道を行くようで、西先生らしい独特のセンスを感じさせますね。さすが連載経験者、安心して読めます。
 ロープを武器にする主人公とか、どこぞの悪霊みたいな異常生物とか、なかなか良いと思いますが、この手の冒険も
のは連載化されるとイマイチになる場合も多いので、少し不安です。連載になった場合は、このままの設定だと厳しい
かも。西先生の更なる奮起と、本格的な復活を願っています。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 十代目になる事を拒んだツナ。九代目が狼狽えたりしなかったのは、この返答を予想していたからでしょうね。マフィ
アのボスとしては最も相応しくない性格をしているツナですが、だからこそ九代目はツナを後継者に選んだ。何とも困っ
た矛盾です。
 仲間を危険な目に合わせたくないから十代目にならないと言ったツナですが、そう宣言した直後に戦いの幕が上がっ
てしまった。ツナが十代目になってもならなくても、シモンファミリーの進撃は止められなかったようです。本当に皮肉な
展開で、それ故に面白い。
 山本は助かるでしょうけど、他のシモンファミリーの面々も牙を向きそう。ツナ達にとって、最も辛い戦いが始まりそう
ですね。継承式は嵐を超えた凶風が吹き荒れそう。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 センターカラー。
 改めてギネス記録に挑戦しなくても、両さんは存在しているだけでギネスに認定されると思いますけどね。連載期間
的に(笑)。
 ギネスに掲載される基準がこんなに厳しいとは知りませんでした。こギネスに記録される為には知力や体力よりも、
アイデアが肝心ですね。ウォーリーやサンタ大集合は出来そうで簡単には出来ないし。
 だからと言って列車砲はやり過ぎかと思います。つーかどこから持ってきたんだ。本庁のお偉い様、国民の税金はも
っと有意義な事に使ってください。

メタリカメタルカ
 えーと、この漫画は一応「冒険もの」なんですよね? 何が起こるか分からない、ドキドキハラハラしてくる、そんなジ
ャンルの漫画なんですよね?
 いや、そう確認したくなるくらい、この漫画は退屈です。分からないどころか次に何が起こるか簡単に予想できるし、
まったく全然ドキドキハラハラしない。最後尾にあっても不思議に思いません。水野先生だけでなく、この内容でOKを
出した編集部にも責任があると思います。あー、もう。

黒子のバスケ
 汗だくになっている両チームの選手の姿が、この試合の凄まじさを改めて伝えてくれます。しかし、これ程の熱戦でさ
え青峰の底を見せるに至らないとは……。青峰に本気を出させる為には最低でも黄瀬を、いや現時点での青峰を上回
らないとダメなんですね。高い壁だ。
 新たなキセキの世代の影を見せつつ、次回からは新展開。敵はあまりにも強大、されど退く訳にはいかない。頑張れ
聖凛!と声を掛けてあげたい。主人公達を素直に応援したくなる、いいスポーツ漫画です。

SKET DANCE
 椿と漫画なんて、どう考えても結びつかない関係ですね。ミスマッチとか意外な才能とか絶対に出ないと断言します。
 そんな私の予想通り、いや予想以上にカオスな展開に笑いました。ホワイトが一瓶しかないという前振りから嫌な予
感はしてましたけど、まさかここまでとは……。もう椿君はお兄さんには頼らない方がいいと思います。いや元から微妙
だったけど。
 最近はパソコンで漫画を描く人も増えていますが、スケット団(篠原先生?)は描かないんですね。スイッチなら描き
そうだと思ったのに。同人と違ってプロの世界はまだまだアナログな様で、安心したようなそうでないような。

ぬらりひょんの孫
 土蜘蛛とリクオの壮絶なバトルが始まったかと思ったら、つららとのラブコメだったでござるの巻(笑)。いやもうホント
につららが可愛くて、愛の告白みたいなリクオの台詞がカッコ良くて、照れるつららがこれまた可愛くて、椎橋先生は私
に身悶しろと言うんですか、分かりましたそうします(おい)。
 リクオを守ろうとするつららと、そんな彼女の気持ちを組んでその畏を纏うリクオ。ここまで完璧なヒーロー&ヒロイン像
を見せ付けられるとは、土蜘蛛も思っていなかったでしょうね。お気の毒様。
 新たな力・鬼纏で土蜘蛛を一気に倒すのか? いや相手は伝説レベルの大妖怪、まだ何か一波乱ありそう。バトル
でもラブコメでも楽しませてくれて、次回も期待させる。本当に面白い漫画です。夏から始まるアニメも楽しみ。

保健室の死神
 ハデス先生に取り付いている病魔の設定が解説されました。こうして読むと、とんでもない病魔だなあ。今まで出て
来た病魔達が可愛く思えてきます。
 敵は一人だけではありませんでしたか。どうやら親子のようですが、他人の長所を集めて息子(娘かも?)を完璧にし
ようとする父親は、まともな思考とは思えません。そして息子も普通の人間ではない様子。こっちも罹人だったりして。

いぬまるだしっ
 掃除ロボットって便利そうだけど、結構高いんですよねえ。気軽に買えるまでには、あと何年かかるのか。最も私の
部屋は狭すぎて簡単に掃除できるので、掃除ロボットなんて必要ないんですけどね。はははははは(乾いた笑い)。
 機械にも心はあるのか、いぬまるくんの友達のように行動したルンタ。でもリアルでこんな事が起きたら、私もたまこ
先生のように顔面蒼白になりますね。夢を無くした大人ですいません。

PSYREN −サイレン−
 アゲハ父も能力者でしたか。しかしいつ能力に目覚めたんだろう? 過去の時点で既に目覚めていたのか、未来で
目覚めたのか。過去だったらアゲハ達の強力な味方になってくれそうだけど。
 死亡フラグが立っていたマリーは、ヴィーゴにさらわれましたか。ここで殺されなかっただけでも希望は残っています
ね。新たな力「ノヴァ」に、飛龍達の救援と反撃のチャンスは出来つつあります。この場では決着は付かず、首都での
大決戦になるのかな?

めだかボックス
 都城王土の過去が判明。彼にとって自身の異能は『支配すべき対象』であり、それ故に異能を支配できなかった事
は彼の心を傷つけ、壊してしまったのでしょう。世界平和と民衆の幸せを願っていた王土は、めだかと良く似た存在で
あり、めだかも善吉がいなかったら王土のようになっていたかもしれません。そういう意味ではこの二人の対決は、表
裏にいる者同士の戦いとも言えます。
 しかしめだかの異能はチートってレベルですらないですね。相手の異能をコピーするだけでなく、より完璧なものにし
て完成させる。フラスコ計画という一大プロジェクトでさえ、彼女の異能の前では子供の遊び。王土も弱くはないんだけ
ど、相手が悪すぎる。次回で王土は破れそうだけど、その後はどうなるのか。連載終了か、それとも…?

詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談
 今回の四ッ谷先輩の怪談は、怪談そのものよりも演出が上手いですね。真っ暗の体育館、誰に襲われるか分からな
い恐怖、そして不気味な声で語られる怪談。これだけ揃えば誰だって怖くなります。
 最近カッコよくなった品茂先生、小町先生とのフラグが立ったようです。おめでとうございます。これにて一件落着、と
は行きませんか。そういえばまだこの謎が残っていましたね。工藤でさえ知らない本物の怪事件。最後の怪談の題材
としては相応しいですね。じっくり語ってもらいましょう。

LOCK ON!
 打ち切りがほぼ決定している「四ッ谷先輩〜」を超えて、最後尾に。アンケート結果がかなり悪かったのかな?
 転校後の女の子とのやり取り等は個人的に思い当たるものがあり、心打たれる話でした。だから真田が今の友達を
大事にしたい気持ちも理解出来たし、いい話だと思ったのですが、ジャンプ漫画としては非常に地味な展開なんですよ
ねえ。ここが踏ん張りどころになりそう。

ピューと吹く! ジャガー
 ハマーだけでもウザいのに、もう一人来ちゃった! この二人を同時に相手にするなんて、拷問としては最高レベル
でしょう。私だったら姿を見ただけで逃げます。
 呼吸するかのように平然と嘘を吐く西ノ宮もダメだけど、あっさり騙されるハマーもダメですね。騙す方が悪いのか、騙
される方が悪いのか、この二人を見ると分からなくなります。ギャグとしては最高なんだけど。


27号
ルフィの麦わら帽子が限定生産されるそうです。欲しいけど、競争率高そう。ついでに値段も。
次号から三号連続で読み切りが掲載。おお、これは豪華なメンバーだ。この中から新連載が生まれる事を期待。

ぬらりひょんの孫
 オリジナル妖怪募集企画の結果発表。愛知県が一位というのは、生まれ育った身としては嬉しいですね。
 囚われのヒロインを救う為、パワーアップした主人公が強敵に挑む! ジャンプマンガに限らず多くの作品で使われ
てきた王道すぎる展開で、下手な人が描くと逆に白けてしまいます。それを面白く描いているのは椎橋先生の力量が
上がっている事の証明でしょう。ジャンプ屈指の高レベル作画と、リクオとつららを魅力的なキャラクターとして描いた手
腕。日本漫画最大の激戦区を生き残ってきただけの事はあります。
 多数の蜘蛛に襲われるつららの姿で危機感をエロスを煽り、ラストのリクオ登場を大いに盛り上げている。古典的で
すが、実に上手い演出です。あえてこの演出に載せられて、物語を楽しませてもらいます。

NARUTO −ナルト−
 九尾との戦い、これキラービーのサポートが無かったらナルト、あっさり負けてましたね。それでいいんだろうか…。
 追い詰められた九尾がナルトに見せた憎しみの光景。これでさえ九尾の中にある憎しみのほんの一部に過ぎないの
でしょうね。しかしその憎しみの中から、母クシナの姿が現れた。これは愛と憎しみは紙一重という事てしょうか。ナルト
にとって母の愛は、文字通り救いの女神になりそう。

ONE PIECE
 全てを知っている癖に惚ける国王も、焼け死ぬ人達の事を全く考えない貴族の親子もムカつきます。こんな国、さっさ
と滅べばいい。いや、フーシャ村の人達のように普通に暮らしている人が苦しむのは駄目ですね。死ぬのは上流階級
のクソ連中のみでお願いします。
 ブルージャムの一味を気絶させたのはエースの覇気ですね。子供のものとはいえ覇気を受けても意識を失わないと
は、ブルージャムはなかなかの大海賊という事か。そんな強者でも、貴族の地位を餌にされるとあっさり騙されてしまう
とは。大人の世界は思い通りにならない事が多いのです。
 ダダン、育ての親としての責任感はあったんですね。だからこそガープも彼女を見込んで、ルフィ達を託したのか。行
方不明になった彼女とエースは王国に捕まったのかな? 二人がが再びルフィ達の前に現れるのはいつなのか。
 ドラゴンの後ろにいるのはバーソロミュー・くまですね。やっぱり革命軍の一員だったのか。この頃はまだ七武海入り
していないのかな?
 天竜人が訪れる日に一人で出航したサボ。革命軍に加わるかと思っていたので、この展開は意外。でも子供一人で
海を渡れるとは思えないし、天竜人が近くまで来ているのも気になります。本当の嵐はこれからの予感。

バクマン。
 二人の担当に復帰したのに元気が無い服部。黒幕として振る舞ってきた事を重荷に感じているのか。基本的に真面
目な人だからなあ。服部さん、絶対に悪い事は出来ないタイプですね。
 現在の連載を打ち切る決意をした福田ですが、「KIYOSHI騎士」はある程度の人気がある作品なので、簡単には打
ち切れないでしょう。こっちのど面白い展開になりそう。
 吉田氏の平丸さんコントロール術、更に磨きがかかってますね(笑)。ラッコフィギュア、本当に売れているんだろう
か。私も欲しいけど。
 悩んでいた服部さんですが、サイシューとの打ち合わせでやる気を復活。この三人が揃うと嬉しくなりますね。ここま
で来るのが長かったなあ……。
 下書き状態より文章の原作の方がいいというのは、ちょっと意外でした。もちろんサイコーの個人的な考えなのです
が、絵で詳しく書かれた方が書きやすいと思っていたので。小説の漫画化と同じようなものかな。
 シュージンに服部さんと、興味を持った男性に尽く逃げられた岩瀬さん。遂に修羅と化しましたが、これは負けフラグ
かと。失敗や挫折を知らないこの人が負けた時どうなるのか、興味津々。

少年疾駆
 大増23ページ。
 フーリガン候補生な三人組に、ヒロインの女の子。サブキャラが続々と登場してきた事で賑やかな雰囲気になり、今
までよりも面白く読めました。
 サッカーマンガで小学生達の面白おかしい日常を見せてくれるとは思いませんでしたが、同時にこの作品の個性を
感じました。こういう雰囲気で試合なども描いていけば、凡作にはならないかも。期待感ちょっとアップ。

BLEACH
 藍染の圧倒的な力に一護も浦原達も為す術なし。浦原達が感じ取れない藍染の力を一護が理解しているのは、二
人が似た存在だから? だとしたら藍染が一護を狙う理由も分かります。一護の力を吸収して、更に強くなるつもりな
のかな。
 父はまだ戦うつもりですが、息子はどうするのか。生まれ育った町の危機を前にして臆するとは思いませんが、敵は
あまりにも強大。戦意を失いつつある一護がどんな理由が奮起するのか、見せてもらいましょう。

べるぜバブ
 センターカラー。
 扉絵の美女二人がセクシーすぎる。特にヒルダ様。オッパイ万歳、巨乳バンザイ。
 Mr.バレーボールにはリアルで吹き出しました。このネタは卑怯すぎる。バレーでは左手はちゃんと使いましょう。
 男鹿達がやる気を出したのは、やはりヒルダの策略でしたか。でも六騎聖なら本当にこんな事言ってもおかしくない
気がします。優等生なのに性格悪いからなー、アイツら。
 リベロの選考はなぜか女の対決へ。この二人、何かとぶつかっていますが、意外と気が合いそうな気がするのは私
だけかな。あと男鹿はそろそろ空気読め。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 ツナの弱気発言を認めていたかようなエンマですが、彼も立派なマフィアの一員である事を忘れてはいけません。修
羅場を潜ってきたらしい彼から見れば、今のツナは甘えている子供にしか見えないでしょう。だからこそ仲良くなれたの
でしょうけど。
 アーデルハイトのバスタオル姿は嬉しいサービスでした。このマンガ、時々こういう嬉しいシーンをサラリと描くから侮
れない。そういうところが好きなんだけど。
 偶然と誤解が、悲劇と戦いへの歩を進めた。やはりシモンファミリーは敵で、ツナとエンマは戦う事になりそうですね。
弱小ファミリーで、ボンゴレとは一応友好関係にあった彼らがなぜ牙を向くのか。前回のラストで九代目が見せた『ボン
ゴレの罪』と関係があるみたいですね。ツナにとって最大の試練が始まるのか。頑張れ!

メタリカメタルカ
 掲載位置は悪くない。一話のアンケート結果は良かったみたいですね。
 でも私的には、今回の話は恐ろしいまでにつまらなかったです。見知らぬ町で世間知らずの主人公が騒動を起こすと
いうのは冒険ものでは使い古されたパターンであり、だからこそ作者の力量が問われるのですが……。水野先生は残
念ながら、私の期待するレベルには達していないと判断しました。
 ストーリー、トラブルの内容、新キャラクター、主人公ロカの行動パターン、その全てがどこかで見たようなものばかり
で独自性が全く感じられない。ページを捲る度に「またか」という気にさせられました。このままのレベルなら一般の読
者もすぐに飽きて十週、長くても二十週で打ち切りですね。もう少し、いや、かなり頑張ってください。

黒子のバスケ
 青峰の動きを完全に真似た黄瀬でしたが、それ故に「青峰なら絶対にしないプレイ」を読まれてしまうとは何という皮
肉。仲間を頼らずに一人で強くなった青峰と、仲間を信頼して強くなった黄瀬。普通のマンガなら黄瀬に勝たせる展開
になるのに、このマンガは逆の展開を行き、それを読者にすんなりと受け入れさせている。何気に凄いです。
 結局、黄瀬は敗れましたが、最後まで試合を諦めずに戦い抜いた事は素晴らしいと思います。この敗戦で彼はきっと
成長する筈。次に戦う時は青峰もヤバいかも。この試合で黄瀬の事が好きになったので、次こそは頑張ってほしい。
 あと昔、キセキの世代で最弱扱いしてゴメンナサイ。今の君は青峰にも負けない立派なエースだ!

PSYREN −サイレン−
 桁外れの力を見せつけるジュナス。過去の頃とは比較にならない強さですね。ヴィーゴは復活するみたいだし、デル
ボロもまだ生きている。イアン達も捕まってしまい、さっきまでの優勢はあっさり覆ってしまった。この絶望感、マンガとし
ては面白いです。
 シャオは倒れ、アゲハの力も通じない。絶望感が最高に高まったところで、意外な助っ人が登場。この計算された展
開、このマンガはこういう場を盛り上げるのが上手い。アゲハ父も能力者だったのか、それともその身一つで戦うつもり
なのか。最強クラスの敵を相手にどう戦うのか、じっくり見せてもらいましょう。

保健室の死神
 センターカラー。
 相手の未来や素性を占うのではなく、相手の長所を占うとはユニークな占い師ですね。実際にこんな占い師がいたら
流行りそうだけど、これって普通の占いよりも難しいでしょう。本当に病魔の力を借りないと出来ないかも。
 謎の占い師の正体は、単なる『患者』ではなくハデス先生と同じ罹人ですか。ハデス先生の病魔も遂に姿を表し、話
が大きく動き出したように思えます。高まる期待に応えてください。

SKET DANCE
 な、何だろう、この居たたまれない気持ちは……。見てて辛くなってくるんですけど。
 私もオタクでオフ会に参加した事もありますが、こんな感じでは無かったですね。いや参加した人が気付いていない
だけで、傍から見たら同レベルだったのかも。いや、そんな、まさか。
 オタクの一人としては心が痛くなる話でしたが、同時に非常に面白かったです。この「してやられた」ような感じ、悪い
気分じゃないんですよね。うーん、複雑。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 今回の話の元ネタは小惑星探査機「はやぶさ」ですね。13日の帰還が成功する事を祈っています。
 2010年になっても人類はまだ月に住んでいないし、スペースコロニーも作られていませんが、宇宙への夢は途絶え
てはいない。私達の知らないところで頑張って、夢を現実にしようとしている人達がいる。そう思うと人類の未来に希望
が持てますね。
 今回はギャグ控え目で、ちょっと感動的な演出を入れ過ぎたような気もしますが、悪くはないと思います。たまにはこ
ういう話もいいですよね。

トリコ
 ウォールペンギンの唾液がなぜスープの最後の一味となるのか、ちゃんと説明してくれて助かりました。言われてみ
ればそうかもしれない、と思える理由というのも凄い。贅沢な食事をしていたんだなあこのペンギンめチクショー、と思わ
ずにはいられませんが(笑)。
 スープを飲んだ人がだらしない笑顔になる理由にも納得。美味しい物を食べると人は笑顔になると言いますが、セン
チュリースープはその頂点にある味という事か。マッチのだらしない笑顔には癒されました。
 でも美食會がこの事を知ったら、小松を狙ってきそうですね。パッチの言うとおりボディガードを付けた方がいいだろう
けど、その役目はやっぱりトリコ? いや、意外な人物かも。

銀魂
 神威が死ぬとは思っていませんでしたが、やはり生きていましたか。しかし生きていても春雨とはこれで縁切りだと
思いましたが、提督の地位に就任しそうで、しかも高杉と手を組みそう。銀さん達にとっては最強最悪のコンビ誕生で
すね。仲良しな関係でないのは、この場合救いなのか。
 二転三転するストーリーと、その中で示される高杉と神威のやり取りが実に面白い。悪役ではありますが、二人とも
本当に魅力的なんですよねえ。人気投票で上位にランクインするのも頷けます。次回の投票では高杉、ベスト3入りす
るかも。

LOCK ON!
 池谷のようなイケメンタイプは普通、顔は良いけど性格は凄く悪くて主人公を怒らせるキャラになるのですが、この作
品では違いましたね。いいフェイントだと思います。
 真田は全く自覚していませんが、傍から見れば見事なまでのラブコメで、読者も思わずニヤけてしまう。今回の話は
私好みで楽しませてもらいましたが、掲載位置がまた下がっていますね。位置が安定しないなのは、読者の人気も安
定しないからなのか。ちょっと不安です。

いぬまるだしっ
 うーん、今回はハズレ回だったかなあ。ふとしくんを中心にした小ネタは面白いんだけど、全体的に見ると……。稲光
ごとに変わるみんなの格好は、そんなにインパクトを感じなかったし、オチも読めてしまったし。
 しかしドリフの雷様を知っている読者って、もう結構な年齢ですよね。今回の話、小学生の読者は楽しめたのかなあと
心配するのは、一種のジェネレーションギャップ?

めだかボックス
 電磁波を操る王土の能力は戦闘向きではないし、今のめだかには通じない。ラスボスの筈なのにどうするんだと思っ
たら、そんな裏技がありましたか。冷酷非道な絶対王者だからこそ、ためらう事なく使える能力。こういう男にこんな能
力があるのは、天の配剤というヤツなのでしょうか。
 名瀬の心が折れてしまったのは、かなり残念。いつかはめだか達と和解するだろうと思ってはいましたが、こうもあっ
さり折れてしまうとは。この展開は打ち切りが決まったからなのでしょうか? 王土とめだかの最終決戦は面白くなりそ
うなだけに、まだ終わってほしくないなあ。

詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談
 体育館の惨劇は普通に警察を呼ぶレベルですね。身を張って止めた品茂先生が男らしすぎるんですが。
 工藤によって四ツ谷先輩への疑念を植え付けられた真ですが、意外にして見事な回答を出しましたね。彼女が今ま
で四ツ谷先輩について来たその単純さ、素直さを侮っていました。この状況を『怪談』でどう覆すのか。恐らく最後とな
るであろう四ツ谷先輩の語りを見届させてもらいましょう。

ピューと吹く! ジャガー
 冒頭のあらすじからおかしな事になってますね。うすた先生がここまで下ネタをストレートに出すのは珍しい気が。疲
れているのかなあ……。
 よく見たらマナブの服装とかタツオの頭の形もヤバいですね。うすた先生、本当に疲れているのかなあ……。ギヤグ
は面白かったけど心配になってきました。


26号
ナルトの森を作ろうキャンペーン、「ナルト」という事で7610本の木を植える事に。豪快と言うべきなのかな。
そしてナルトと鳴門市のコラボイベントが開催決定。むしろ今まで行われなかった方が謎です。四国は遠いなあ……。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 連載6周年突破記念巻頭カラー。ギャグからストーリーものへの路線変更が大成功した、ある意味ジャンプらしい作
品ももう六年目ですか。天野先生、これからも頑張ってください。
 さすがのリボーンもシモンファミリーの暗躍にはまだ気付いていないか。強大なボンゴレを敵に回そうとしているシモ
ンファミリーの目的が気になります。
 九代目ボス、穏やかな老人に見えますが、上手くツナをコントロールしているようにも思えます。悪人ではないし優し
い人なんだろうけど、優しいだけではマフィアのボスは務まらない筈。きっと色々な地獄を見てきて、だからこそツナに
期待しているのでしょう。ヘタレパワー全開なツナ、気持ちは分かりますが、そろそろ覚悟を決めて欲しいですね。

ONE PIECE
 ルフィ達と天竜人がどう関わるのか気になっていたのですが、なるほど、直接的にではなくこういう形で関ったんです
か。これならルフィが天竜人の事を知らなくても不自然ではありませんね。大いに納得。
 自分達の為なら他人がどうなろうと知った事ではない。それは人間として生きる上ではよくある事だし、一種の真理
ですが、それでもやってはいけない事はある。天竜人の機嫌を取る為だけに大量殺戮をしようとする国も国なら、それ
を何とも思わない高町の連中も腐っている。サボの嘆きは当然でしょう。私だってこんな町には住みたくないです。
 「貴族に生まれて恥ずかしい」と自分の運命を恥じるサボ。貴族の血を引く者として、だからこそその悪行が恥ずかし
くて許せない。子供にこんな事を言わせる国は、もう滅ぶべきだと思います。ワポルが支配していた頃のドラム王国と
いい、ダメな国が多いですね。ドラゴンが革命軍を作った気持ちが分かります。
 ルフィ達が助かるのは分かっていますが、サボはこの後どうなるんだろう。ルフィ達の元に戻るのか、ドラゴンと一緒
に行くのか。彼には現代まで生き延びて、エースの死を哀しむルフィを元気づけてほしいのですが、果たして?

NARUTO −ナルト−
 ビーとナルトにからかわれるヤマト隊長。カカシより生真面目で、からかいやすいのが運の尽きでしたね。
 遂に九尾との対決が始まる。緊迫した内容の筈なのに、ビーの面白い口調のせいで緊張感が削ぎれています。気
楽に読めるのはいいけど、こういうのを嫌いな人もいるでしょうね。マンガって本当に難しいなあ。

ぬらりひょんの孫
 しょうけらはあの一撃で倒されましたか。執念深いタイプに見えたので、ちょっと意外。
 秋房、随分と穏やかな性格になりましたね。妖怪に操られた屈辱的な経験が、いい意味で彼を吹っ切れさせたのか
な。奴良組との共闘もこれなら問題なさそう。
 花開院家の損害は大きいけど、ゆらは闘志を燃やし、竜二達も顕在。そして自分の力の本質に気付いたリクオは土
蜘蛛に挑む。ようやく反撃開始ですね。今のリクオなら土蜘蛛とも戦える筈。「守る」と約束した大切な仲間を、囚われ
たつららを救え! 縛られて吊られているつららは妙な色気があるけど、それはそれという事で(笑)。

べるぜバブ
 アランドロンの学生スタイルは無理あり過ぎるでしょ。見た途端、笑ってしまいました。でも実際にこんな人を見たら逃
げるか泣くでしょう。いい年した男でも、怖いものは怖いんです。
 六騎聖との勝負はバレーボールですか。リアルファイトに発展するような特別ルールがありそう。
 葵の色仕掛けが通じる相手は、残念ながら学生レベルでは限られていると思います。学生の頃は私も胸が大きい=
正義だと思っていました。今でも巨乳は好きだけど、微乳や貧乳も可です。つまりオッパイ万歳(最低過ぎる)。
 神崎や姫川はともかく、お色気では動きそうにない東条までやる気になっていますね。ヒルダがどう言いくるめたのか
気になります。このマンガで一番頭が切れるのは、やっぱり彼女か。怖い怖い。

少年疾駆
 センターカラー&大増25ページ。
 今時のマンガとは思えないくらい真っ直ぐに、サッカーに励む子供達を描いていますね。いや本当にここまでストレー
トな作品は久しぶりに見ました。あまりにもストレート過ぎて、とんでもない変化球に見えてくるくらいです。
 多くのマンガを読んできて弄れてしまった私には、残念ながら心に響くものがない作品ですが、小学生ぐらいの子が
読むのにはいいのか、なあ……。子供の読者を狙いすぎて滑ってしまう気がするのですが、もう少し様子を見ましょう。

BLEACH
 まだまだ続く藍染無双。いや本当に強すぎる。色々考えて、諦めずに挑む浦原達が気の毒になってきました。
 ラストで藍染が斬られましたが、これで倒される筈無いですよねえ。さすがにこういう展開の繰り返しには飽きてきま
した。アクションシーンには見応えがあるので退屈はしないけど、そろそろ話を大きく動かしてください。

PSYREN −サイレン−
 ハルヒコが敵を倒すとは予想外でした。足止めぐらいしか出来ないと思い込んでいました。ごめんハルヒコ。
 着実に勝利を重ねるシャオ達。このまま逆転するかと思われたその時、現れた冷酷な死神ジュナス。見せ方のタイミ
ングがバッチリすぎて、読んだ瞬間、体に震えが走りました。
 エルモアが見た予知の内容も気になりますね。この決戦、アゲハ達は手痛い敗北をしてしまうのかも。特に、危険な
フラグが立ったマリーが心配です。どうか死なないで!

メタリカメタルカ
 大増23ページ。
 うーん、何というかもう、見事なまでの「冒険もののマンガ」ですね。王道を行き過ぎて話の先が分かってしまい、読ん
でて退屈でした。金属を操るというルカの特徴も、どこかで見たような気がするし。
 23ページも描いてこの内容では、今後に期待するのは無理かもしれませんね。でも「LOCK ON!」のように私が駄
目だと思っても続く作品もあります。次号の掲載位置は第一話のアンケート結果を反映したものになる筈。さあて、どん
な結果が出るのか……。

銀魂
 長編の後はギャグ話だと思っていたので、まさかこんな話になるとは思いませんでした。まったく、今号のジャンプは
私の予想を裏切りすぎる。面白いからいいけど。
 吉原炎上編以来の登場となる神威と、真選組動乱編以来の登場となる高杉。どちらも久しぶり出番ですが、高杉は
お久しぶり過ぎる。人気あるキャラなのに出番が少ないのは、ギャグをやらせられない悪役キャラなので描き難いから
かな。空知先生、ご苦労様です。
 組織内の抗争劇は面白いものになる場合が多いのですが、これもそうなりましたね。確かに(一応)こちらの言う事に
は従ってくれる高杉より、バカ強いけど何をするか分からない神威の方が、上司にとっては扱いづらいでしょう。知恵袋
役の阿伏兎と離れてしまい、孤立無援の神威。でも彼がこのまま死ぬとは思えない。意外なキャラが助けに来るのか
な? 期待しています。
 あとあの条例には、私も大反対しています。いや、私はロリコンじゃないですよ。小さくてもオッパイは好きだけど。大
好きだけど(黙れ)。

トリコ
 子供の頃の鉄平がちょっと可愛い。セツ婆といい、人に歴史ありという事で。
 セツ婆が三十年かかって作ったスープの味に半年で追いついた小松。作中でも言われていますが、改めて考えると
確かに天才的なスピードですね。小松を侮っていました。
 センチュリースープを完成させる為の最後の一品は、ウォールペンギンの唾液ですか?  そりゃあセツ婆にだって分
かりませんよ。これでスープは完成、したのかな? まだもう一波乱ありそう。

いぬまるだしっ
 諭詩の詩は決して悪くはない。でも、いぬまるくんとすずめちゃんの相手をするには力不足でした。この二人は色々な
意味で個性的すぎる……。
 散々いじくられたトシくんは、逆の意味でオイシイかと。彼の今後に幸あれ(笑)。

LOCK ON!
 う、うーん、悪くはない、ないんだけど、どうも面白くない。そんな微妙な内容でした。
 本当に、悪い出来ではない。青春モノとしては王道の話をきちんと描いているし、女の子は可愛いし。でも、心から
「面白い」とは思えないんですよねえ。ここまで来ると相性の問題なのかも。うーん。

黒子のバスケ
 センターカラーで人気投票結果発表。緑間の2位と火神の3位は意外でしたが、あとは順当な結果ですね。
 運命の第4クォーター。青峰も黄瀬も一歩も引かず、怪物級のプレイを見せてくれる。スーパープレイの連続に興奮を
通り越して沈黙してしまう会場の雰囲気が伝わってきます。
 桐皇のわずかなミスが呼んだ最後のチャンス、そしてエース同士の最後の一騎打ち。これで盛り上がらない筈があり
ません。ワクワクする気持ちと、この名勝負が終わってしまう残念な気持ちが混じっています。うう。

SKET DANCE
 似た名前の人が複数いると、確かに混乱しますね。名前を覚えるのが苦手な私のような人間にとっては、ある意味
苦行です。今回の話も読んでで軽くパニックになりました。
 いやホント、今回は難解な話でした。篠原先生も描いてる途中で訳が分からなくなったのでは? マンガを描くのが
大変なのは知ってましたけど、読むのも大変な話もあるんですね。作者も読者もお疲れ様でした。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 部長、「両津の物」という事で鑑定する前からニセ物と決め付けてしまったんですね。確かに両さんはニセモノを掴ま
される事が多いし、本物を持っているとは信じられないだろうけど、先入観に支配されてしまうようでは鑑定士としては
失格でしょう。中川は災難でしたね。
 部長にしては大きなミスをしたと思ったら、教わった先生がニセモノみたいな人だったとは。最初から間違えていたん
ですね。良い先生を見つけるのは、お宝を見つけるより難しいのかも。

バクマン。
 ようやく連載が決まりましたが、編集長の「駄目だ」という判断は正しいような気がするし、大西や瓶子の判断変更は
半ば同情的なものだという点が気になります。読者に判断を任せるというのは間違ってはいないけど、それを言ったら
編集会議をいる意味が……。「完全犯罪クラブ」、大コケはしないと思いますが、思った以上に人気を得られず四苦八
苦する展開になりそう。
 担当編集が港浦から服部に変わったのは、ちょっと寂しいけどサイシューにとってはいい事だと思いましたけど、肝心
の服部はノリ気ではない様子。「完全犯罪〜」がすんなり連載が決まらなかったので自信を無くしているのかな? 早
く立ち直って、サイシューと一緒に頑張ってほしいのですが。

HUNTER×HUNTER
 遂にコムギの事を思い出し始めたメルエム。ピトーの死といい、プフにとっては計算外の事ばかり続きますね。彼自
身のミスではないところが可哀想。
 しかしまさかユピーが、ウェルフィンに殺されるとは……。ナックル達とあれだけの死闘を繰り広げた猛者が、こんなに
もあっさり死んでしまった事に衝撃を受けました。以前の状態だったらウェルフィンなんて瞬殺できただろうに。黙祷。
 危機的状況は変わらないのに、「もう大丈夫」と言うパーム。その言葉の意味は? メルエムの記憶は蘇るのか?と
盛り上がったところで、休載期間突入ですか。いつかこの時が来るのは分かっていましたが、それでもここで止められ
るのは辛い。一週でも早い復帰を願っています。出来れば今年中にお願いします。

保健室の死神
 健康診断の前日に慌てる気持ち、よーく分かります(笑)。本好君の技術レベルは本当に凄い、つーか神レベルでは
ないかと。オチに使われるのにも納得です。
 貧乳なのを気にしている美玖ちゃんですが、だからいいと思う人もいるだろうし可愛いので気にする事は無いと…でも
ないかなあ。トップとアンダーの差が2センチしかないのは、さすがにどうかと(コラ)。
 ギャグも面白いし、真面目な展開もいい出来。本当に、安心して読める作品になりましたね。次週はセンターカラーと
いう事で、人気も上がってきたみたいでホッとしています。目指せ、長期連載。

めだかボックス
 めだかが元に戻る事は前回の時点でほぼ確定していたので、そこまでどう持っていくのか興味を持って読んでいまし
た。一度フェイントをかけてから復活させるとは、さすがは西尾先生、手が込んでいます。
 善吉との愛と信頼の絆で復活した めだか。単なる『奇跡』とせず一応の理屈を考えているのは、さすがですね。後は
都城王土との決戦を残すのみ。上の階で頑張っている人達にも見せ場が欲しいけど、ちょっと難しいか。盛り上がる死
闘を期待します。

詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談
 品茂先生、あっさりと屋上に馴染んでしまいましたね(笑)。連載が長く続けば、もっと面白いキャラになったんだろう
なあ……。残念。
 ここに来て真に四ッ谷先輩への疑惑を持たせますか。謎だらけのキャラクターな事を逆手にとって、信頼関係にヒビを
入れるとはエゲツないけど面白い展開です。もうすぐ終わりそうなのが惜しい、本当に惜しい。本当に残念です。

ピューと吹く! ジャガー
 今回は番外編。というか、本編から外れすぎた、よく分からないんだけど面白いという質の悪い(笑)シリーズの最新
作です。
 今回の話もよく分からないんだけど、気が付いたら話の中に入り込んでしまい笑ってしまいました。いや本当に訳が
分かりません。シュールと言えばいいのか、ナンセンスと言うべきなのか。元ネタの映画は見ていないのですが、本当
にこういう話じゃないですよね? いや、あってたまるか(笑)。むしろ同じような内容だったら、映画の歴史がひっくり返
りますね。ああ、良かった良かった。


25号
今号の背表紙は乱菊と白哉のツーショット。この二人が並ぶのは珍しいなあ。ちょっと新鮮。
ゲーム情報、戦国BASARA3の地方領主、随分とマイナーな武将も出るんですね。戦国好きとしては嬉しいサービス。

少年疾駆
 新連載第二弾。新人の附田祐斗先生が描く少年サッカーものです。
 W杯開催のタイミングに合わせてサッカーものを、というのはジャンプではお馴染みになってきました。しかしそのど
れもが……。縁起が良いようで悪いタイミングなんですよねえ。分かっててやってるのかな?
 そんな微妙な感じで始まったこの作品ですが、小学生ぐらいの読者の共感を得ようというのがよく分かる作りになって
います。「メタリカメタルカ」といい今期の新連載は、年少の読者を狙っていますね。悪い狙いじゃないんだけど、肝心の
作品が面白いかと言うと、ぶっちゃけ微妙。開催目前なのにイマイチ盛り上がっていない今回のW杯ぐらい微妙。
 カッコつけの主人公というのは良くあるけど、こういう性格のキャラは共感を得やすい反面、カッコ良くは見えないので
ヒーローとして憧れる気にはなれない。子供の読者は何だかんだ言ってもヒーロー好きなので、こういうタイプの主人公
が人気を得るのは難しい。余程作品が面白くないと、なんだけど話の内容は可もなく不可もなしというレベル。十週打
ち切りも考えられますね。でも読み続けますので、頑張ってください。

ONE PIECE
 ルフィとエース、そしてサボ。義兄弟の契りを交わした仲良し三人組でしたが、サボの過去が彼らを引き裂く。サボの
両親は本当にクソですねえ。友達の親とはいえ、ルフィやエースは思いっきり殴りたいでしょう。
 サボと引き離されたルフィ達ですが、このまま黙っている筈が無い。サボを助けようとするでしょうけど、前回で語られ
ていた天竜人の存在が不安です。それにサボがエースの処刑時に姿を見せなかったのも気になる。これ程強い絆で
結ばれていた三人を引き裂いたものとは……?

NARUTO −ナルト−
 ビーは本当にいい男だなあ。迫害を受けていたのに心を強く持てたのは、兄がいたからだろうか。
 自分の心の闇と向き合い、それを受け止めて一つになったナルト。精神的に強くなりましたね。心の闇に引きづられ
てしまったサスケとは正反対すぎる。
 今回は読んでて気持ちのいい話でした。そしていよいよ九尾との対決。ある意味サスケ以上の因縁の相手との戦い
はどうなるのか、予想が出来ないだけに楽しみ。

BLEACH
 藍染の圧倒的な強さに心が折れかけている一護。確かにこの強さの前では、鏡花水月の幻が効かない程度の優位
なんてハンデにすらなりません。強すぎますよねえ……。
 動揺している今の一護では、藍染どころかギンにすら敵わない。圧倒的不利な状況の中を駆ける乱菊さんが気にな
ります。ギンにとって彼女の存在は決して小さなものではない筈。二人の因縁にも決着の時が来るのか?

トリコ
 二十年かかるというそれぞれの目標に向かって動くトリコと小松。食いまくっているトリコの方が楽そうに見えるのは、
私がまだまだ甘いからか。しかし本当にこの世界は、便利な植物が多いなあ。医者いらないんじゃね?
 あっという間に三ヶ月が過ぎて、小松はセツ婆の元へ。しかしこの展開もセツ婆の予想通りのようで、小松の方は本
当に二十年ぐらいかかりそう。頑張れ!

メタリカメタルカ
 センターカラー&大増25ページ。
 ヒロイン、シノ登場。物語を面白おかしく掻き回してくれる、冒険ものでは典型的なタイプのヒロインですね。本当にこ
のマンガは正統派の冒険もの路線を行くつもりなんですね。道が途中で途切れなきゃいいんだけど。
 元気なシノのキャラクターは見てて楽しく、ストレスを感じずに読めました。表情のバリエーションが意外と少ないのが
気になりますが、新人という事で受け入れます。まだまだ先行き不安ですが、奮闘を期待しています。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 今回仲良しになるのしは獄寺とSHITT・P!ですか。SHITT・P!が女性というのは言われないと分からないでしょう
ね。獄寺との間にフラグが立った…のかな?
 ギーグファミリーを倒したのはアーデルハイトですね。やはりシモンファミリーとは戦う展開になるのか。七属性以外の
死ぬ気の炎というのも厄介そう。継承式で嵐が起こるのは必至ですね。ツナは生き残れるのか?

バクマン。
 完全犯罪クラブは予想通りの高評価。サイコー達が頑張ってきたのを知っている読者としては、彼らの努力がようやく
認められた気がして嬉しいです。
 しかし今回は「面白い作品」と言うだけでは連載出来ない。乗り越える壁が高く険しすぎるんですよねえ。サイコーは
新妻エイジの作品に勝てると考えましたが、編集長はノー、なのかな? 駄目と言う言葉の意味が気になります。続き
が早く読みたい。

保健室の死神
 今回は最初から最後まで面白すぎ。文句なしの赤タイトルです。
 三大モテ部の主将達に病魔が取り憑く展開は読めましたが、まさかこんなに愉快な病魔とは。この病魔、ほとんどの
ジャンプキャラに、いや日本中の漫画キャラに取り憑いているんじゃないだろうか。恐ろしいけど一度は取り憑かれたい
病魔です(笑)。
 ハデス先生までおかしくなりましたが、きっとこういう事をしたかったんだろうなあ。中二病バンザイ。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 ケータイにはあまり詳しくないし、通話出来ればOKという纏と同じレベルの私ですが、今回の話を読んで最新ケータ
イに興味が沸きました。秋本先生はこういうのを書かせると上手いなあ。SIMの入れ替えはこれで広まりそうで、ちょっ
と怖い気が。
 他人に見られるくらいなら記録を消すと言うリカ。単なるプライベート記録ならここまで嫌がるとは思えません。何を記
録していたんだろう。リカさん、警察官なんだから、法律は守りましょう。守ってますよね?

めだかボックス
 語られる黒神めだかの過去。身体も精神も才能も、どの成長速度も常人を超えていた めだか。ここまで来ると人間と
言っていいのか、とさえ思えます。才能に恵まれすぎているのも考えものですね。
 球磨川との因縁は子供の頃から結ばれていたのか。十三組の十三人にはいませんでしたが、彼との再会と決着は
次のシリーズで描かれるのかな。連載期間の延長、決定?
 そして結ばれていたもう一つの宿縁。善吉の発言は素晴らしいけど、幼児が言うレベルのものじゃないですね。やは
り彼もアブノーマルなのかな?
 黒神めだかという人間は、人吉善吉によって作り出された。要約すれば、このバカップルめという事ですね(笑)。引き
立て役になった都城はお気の毒。色々な意味で、南無。

ぬらりひょんの孫
 センターカラー。
 鞍馬天狗の失脚には、やはり鏖地蔵が絡んでいましたか。天狗は「自分に都合のいい地位につきたい」だけだと思
っていますが、鏖地蔵の背後に黒幕がいる事を考えると、それだけではないでしょうね。不穏な空気が漂います。
 意外とセコいというか黒い天狗のせいで、リクオ大ピンチ。しかしそのおかげで新しい力に目覚めたみたいなので結
果オーライ? 自分一人だけで頑張ろうとしていたリクオですが、これからは仲間と一緒に戦ってくれるでしょう。友情
はジャンプマンガのお約束という事で。

銀魂
 かぶき町大戦争編、今回で完結。ラストの親子の名乗りは、ベタだけどいいシーンでした。
 今回の長編、悪い出来では無かったのですが、平子のキャラが思ったよりも単純だった事、華陀があっさり倒された
事など不満もあります。銀さんと次郎長の共闘や対決などのアクションシーンや、かぶき町の仲間達が集まって戦うと
ころなどは盛り上がったのですが、この作品ならもっと上を行くと期待していたので残念……。期待感が大きすぎたの
かなあ。

SKET DANCE
 やっぱりボッスンの気持ちは「何とも思ってねーよ」でしたか。でもヒメコが言った「何とも…」は微妙に意味合いが違う
んですよねえ。いいラブコメだ(笑)。今回の件で恋心には鈍感だったボッスンも変わりそう? サーヤが泣く展開になる
かもしれませんね。ううむ。
 色々あった修学旅行編も終了。そして季節は秋から冬へ。って、二年以上も秋だったのか。マンガ時空の流れは現
実とは別と分かっていても、ちょっとビックリ。そして短かった春と夏に黙祷(意味不明です)。

べるぜバブ
 退学処分になった男鹿達ですが、ギリギリで留まらせましたか。ここで本当に学校を追い出されたら話が進まないの
で妥当な展開だと思います。
 しかしあのクズ三人組、たった二週間の停学ですか。自校の生徒には甘い処分で、反吐が出ますね。いい具合にム
カついてきました。
 姫川、戦闘では活躍しませんが、こういう交渉では頼もしいなあ。と思ったら敵の手の内でした。えーと、まあその、
頑張れ姫川。神崎よりは役に立ってると思うぞ、うん。
 六騎聖との決着はケンカではなくスポーツでする事に。ううむ、ルールに縛られて本来の力を出せない展開になりそう
ですね。特に男鹿と東条はバカだからなあ(笑)。審判に叱られる光景が目に浮かびます。
 ヒルダも遂に学園に来ましたか。最近出番の少なかった彼女、これは一種のテコ入れですかね(笑)。六騎聖との対
決にも出るんだろうか? 楽しみ楽しみ。

いぬまるだしっ
 えっ、シールのデザイン、天野洋一先生だったんですか!? 贅沢なサービスだなあ。
 子供の頃、ビックリマンシールを集めていましたが、私の周りではシールを貼る子はいませんでした。貴重なヘッドシ
ールや天使シールを貼るなんて、勿体なさすぎる。お守りや悪魔なら、まあ何とか(おいおい)。
 シールの効果があるのかは不明ですが、園児たちの気持ちは本物。またたび幼稚園は愛されてますねえ。園児たち
のツッコミがいつもより知的だと思えましたが、これも一種のシール効果かな?

LOCK ON!
 写真部のライバル役として新聞部が登場。部長の文沢、マスコミではなくマス『ゴミ』なキャラだと思いましたが、意外
と公正な奴で好印象。真田より主役に相応しいんじゃないだろうか?
 ラストのニコの写真は確かに「綺麗」でしたが、マンガとして見ると集中線を使ったコマが多すぎたりしてイマイチでし
た。ストーリーは悪くないし、画力は上がっていると思うんだけど、このマンガにはまだ何かが足りない気がするんです
よねえ。何だろう?

HUNTER×HUNTER
 プフがメルエムに持ちかけた危険なゲーム。プフも考えてますね。メルエムにはプフ達が隠し事をしているのがバレて
いるし、ピトーが死んだ事はまだ知らないしと綱渡りすぎる状況ですが、ここまで頑張っているのを見せられるとプフ達
を応援したくなります。
 イカルゴがここまでやってくれるキャラになるとは予想外。彼がいなかったらパームは終わっていましたね。昔の事を
思い出したウェルフィンは絶対に裏切らないでしょう。イカルゴの罠でメルエムを倒せるとは思いませんが、この絶望的
な状況を何とかする為の一矢にはなるかも。人類の敵も味方も応援したくなる、厄介なマンガです(苦笑)。

黒子のバスケ
 単なるパワープレイではなく、トリックも使う黄瀬のプレイは青峰そのもの、いやもしかしたら…と思わせる描写が凄い
ですね。青峰の背後からボールを投げるシーンには鳥肌が立ちました。
 ファウルトラブルで青峰の動きは封じられ、桐皇はかつてない大ピンチに。しかしこのままでは終わらない! 最強プ
レイヤーとしてのプライドを爆発させた青峰の表情に、これまた鳥肌が立ちました。熱すぎる。そして面白い。クライマッ
クスも盛り上がりそうで、本当に楽しみです。

PSYREN −サイレン−
 数秒先の攻撃を予測した上、その攻撃を完全に回避する。カブトの能力は本当にとんでもないですね。しかもイアン
式ライズの応用で、溜めた力を相手に叩き込む事も出来る。相手に近づく事さえ出来れば、ほぼ無敵という訳か。頼も
しいなあ。
 アッシュも強いんだろうけど、相手が悪すぎた。初めての勝利にも喜ばないカブトは、最初の頃のようなお調子者では
なく立派な戦士ですね。本当に頼もしい。アゲハより主役っぽい気がするのは、言わない方がいいのかな(笑)。

詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談
 工藤と四ッ谷先輩、ご対面。工藤の方から来るとは思わなかったけど、四ツ谷先輩は怪談以外では屋上から動かな
いから仕方ないか。悪役にわざわざ足を運ばせるとは、何とも困ったキャラクターです(笑)。
 一斉に芽吹きだした『種』。工藤の壮大な実験の始まりは、物語のクライマックスの始まりでもあるのか。掲載位置が
最後尾でこの展開、打ち切りは間違いなさそうですね。残念ですが、腐らずに最後は盛り上げて欲しいです。

ピューと吹く! ジャガー
 映画に限らずネタバレはしちゃ駄目、絶対に。自分が知っている事を早く相手に伝えたい気持ちは分かりますが、ネ
タバレが嫌いな人は大勢います。最低限、相手の意志を確認してから話しましょう。
 そういう意味では今回はピヨ彦も迂闊でしたね。ハマーが『相手の事を気遣う』なんて高等テクニックを持っていない
のは知っている筈なのに話をしてしまった。むしろネタ振りをしてしまった。本当に迂闊です。傍から見ると面白かった
けどね(笑)。でもハマーは殴ってもいいと思います。むしろ殴れ。思いっ切り。