タイトル部分の色の説明
「最高!」
「面白い」
「普通かな」
「うーん、微妙」
「……………………つまんない」
極めて個人的な評価である事を、予めお断りしておきます。

03&04号
2010年の最終号という事で特別な仕様になっています。ポスター表紙はさすがの迫力。
背表紙、両さんのまゆげがみんなに繋がっていくんですね。麗子、両さんまゆげ似合わねー(笑)。

トリコ
 祝、TVアニメ化! 遂にこの日が来ましたか。この漫画の人気からして、今まで決まらなかったのが不思議なくらい
でした。「ドラゴンボール改」の後番だそうで、日曜の朝はスーパーヒーロー&プリキュアタイムの次はジャンプアニメタ
イムですか。忙しくなりそう。
 二代目メルクが随分と可愛くなって、どうすればいいのか困ります(笑)。もう小松とくっつけばいいんじゃないかな。
 竜王デロウス、たった一本しか歯がないなんて、物を食べにくかっただろうなあ。でも一万年も生きたという事は、蛇
みたいに丸飲みするタイプだったのかも。
 次に狙う食材は、グルメピラミッドにあるメロウコーラ。美食屋の墓場と言われるピラミッドを攻略する為、最後の四天
王ゼブラが登場。うわー、怖い顔してますねえ。顔だけでなく中身も怖そう。トリコに協力してくれるんだろうか?

ONE PIECE
 ううむ、麦わらの一味、また分断してしまいましたか。二年ぶりに合流したばかりなのに、なかなか一緒に行動できま
せんね。これも主人公グループの宿命か。
 魚人島でケイミーと再会。うわー、かなり美人になってますねえ。中身はあんまり変わってないみたいだけど(笑)。彼
女を始めとする美しい人魚達が集う魚人島は、まさに海底の楽園。サンジ、二年前の彼なら問答無用で浮かれていた
でしょうね。今のネガティブな彼なら、ネガティブホロウにも打ち勝てるでしょう。不憫な……。
 しかし楽しそうなのは、表側だけみたい。新魚人海賊団を率いる頭は、どうやらアーロンの知り合いみたいでルフィ達
とは敵対しそう。彼らと戦っているネプチューン軍はジンベエの派閥なのかな? 樽に入ったままやって来たカリブーも
気になります。2011年のルフィ達は、魚人島で大暴れしそうですね。来年も楽しませてもらいます。

NARUTO −ナルト−
 穢土転生のリスクについては頑ななまでに語らないカブト。本当にリスクは無いのか、隠しているのか。マダラでなく
ても気になりますね。この隠蔽が、彼らの命取りになるかもしれません。
 カカシと再不斬、因縁の再会。ですが再不斬も白もカカシ達の事を恨んでなくて、ナルトの成長を聞いて喜んでいるの
は嬉しい。この二人がナルト達に与えた影響は大きいですからねえ。
 しかし懐かしの再会は、カブトによってブチ壊される。ここからがこの戦いの本番ですか。カカシ達が負けるとは思いま
せんが、簡単に勝てる相手でもないし、相当の苦戦が予想されます。来年はナルトも戦いに参加するでしょうし、大戦
はますます激しくなりそう。2011年中にマダラを倒せるのかな?

BLEACH
 雨竜は誰かに怪我を負わされ、チャドは行方不明。自分の周りでこれだけの異変が起きていれば、一護でなくても不
安になりますね。それが銀城達の狙いなのかな?
 銀城の目的は、一護に死神の力を取り戻させる事。その理由は、単なる親切心ではないでしょうね。尸魂界にも関係
してそうだし、どうにもきな臭い匂いが漂っています。それでも今の一護は彼らに頼るしかないのか。明確な敵もいない
し、しばらくはもやもやした展開が続きそうですね。その間にこの漫画の人気が落ちなきゃいいんだけど。

バクマン。
 吉田さん、分かっていたけど平丸さんの事を全然全く信頼してないんですね(笑)。まあ確かに彼の分析は正しいとこ
ろもあるけど、平丸さんが振られる事を大前提にしているのはどうかと。いや、あの二人がくっつくと考える方が無理
か。基本的に平丸さんってダメ人間だし(こらこら)。
 サイコー達も巻き込まれて、平丸さんと蒼樹さんの恋物語は予想以上の大騒動に。こういうドタバタ劇は割と好きで
す。ハッピーエンドで終わったのも良かった。この騒動がもう少し早く起きていたら、絶対誰かが読み切りのネタにして
いただろうなあ。平丸さん、ネタにされなくて良かったですね。二人ともお幸せに。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 センターカラー。
 血の洪水事件という謎のキーワードが出てきました。エンマの家族の死にツナの父親が関わっているのは、どうやら
間違いなさそうですね。でも彼が犯人だとは思えない。やっぱりエンマはD・スペードに利用されているみたいですね。
リボーンはその存在に気付き始めたけど、真実に辿り着くにはまだ時間がかかりそう。
 マインドコントロールされてしまったクローム、エロくて可愛いなあと和んでもいられません。おのれジュリー、いやD・
スペードめ、その手を離せ! やっぱりツナ達と戦う事になるのかな。
 闘志を鈍らせるツナの前に現れたアーデルハイト。このままでは戦いにすらならないと思われたその時、雲雀恭弥が
颯爽と登場! 仲間意識に欠けるところがあるけど、頼りになる男が来てくれました。彼の戦いを見て、ツナが闘志を
取り戻してくれると期待しています。

エニグマ
 会長が明かす衝撃の真実。クリス、以前はまともな人だったんですね。善人ほど影化が進むと悪辣になるとは、実に
意地の悪い仕掛けです。実はクリスが元から悪で、善人を演じていただけ……なんて暗すぎる展開にはならないです
よね。それはそれで面白くなりそうだけど。
 以前のe-testは疑念が渦巻き、会長達にとっては最悪の結果になってしまったんですか。むしろこうなる方が普通な
んですよね。予知能力の重要性が分かります。スミオがいなかったら、今度のテストもそうなっていたでしょう。エニグ
マにとってスミオの頑張りは予想外なのか、それとも計算通りなのか。うーん、気になる。

銀魂
 初っ端からギリギリなネタを出して期待させておいて、とんでもない展開にしやがったーっ! いやもうこれ、銀さんト
ラウマものだよ、自慢の大砲(ちょっと小サイズかも)が役に立たなくなるレベルですよ。私だったら大気圏ブチ抜いた上
に銀河の果てにまで逃げたくなりますよ。ショックを受けた銀さんの顔には笑うと共にもの凄く同情しました。
 お登勢さんにとっても災難だったけど、こういうのって女性の方では分からないのかな? 抱かれたのなら何となく覚
えていそうなんだけど。旦那が死んで以来久ヤッてなかったから、分からないとか?(おいこら)
 酔った銀さん、かなり暴走したようです。姫になった九兵衛ちゃんは可愛いし、気合入りまくりの月詠も素敵だけど、
本当に昨夜の銀さんは何をやったんだろう。マダオにまで手を出していたとは、銀さん守備範囲広いなあ(笑)。空知先
生、次回で真実を明かして、銀さんを楽にしてあげてください。いや、女達+マダオに翻弄される銀さんを見るのも面白
いけど、ちょっと気の毒すぎるので。マダオはキツい、キツすぎる……。

黒鉄−クロガネ−(読み切り)
 ジャンプ本気印の漫画カーニバル第3弾。作者は池沢春人先生。
 新人にしてはすっきりした絵のタッチで、ストーリーもまとまっており、なかなか読み易かったです。主人公やヒロイン
達のキャラクターも悪くなく、不満を感じずに最後まで読めました。お色気サービスまで入れる抜かりの無さは、なかな
かやるなと(笑)。
 ですがパワー無しと明言されているのに竹刀で人間をふっ飛ばしたりする描写には、違和感を感じました。女性用の
剣術という桜一刀流ですが、これでは既存の剣術と変りなく見えてしまい、勿体無いように思います。惜しい。実に惜し
い。でも、才能は感じますので、池沢先生の更なる進化を期待しています。

SKET DANCE
 ああ、まだ安形は勘違いしているのか。これは真相を知ったら、かなり揉めそうだなあ。困ったお兄ちゃんです。
 修学旅行以来、出番の無かったサーヤですが、まああんな事があったら気まずくて来られませんよねえ。篠原先生
が忘れていた訳じゃないと信じています(笑)。
 腫れ物扱いされるサーヤはちょっと可哀想でしたが、遂にボッスンに告白した彼女には驚かされました。まさかここま
で正面切ってくるとは。恋をすると女の子は強くなるのか。ヒメコもそろそろ覚悟を決める時かもしれませんね。こういう
甘酸っぱい青春恋愛劇、割と好きです。

黒子のバスケ
 大増23ページ。
 悪童の異名を持つ花宮、どんなプレイをするのかと思ったら、こういう奴でしたか。自分ではなく他の選手に反則をさ
せるとは、何という狡猾さ。普通にムカつきますね。現代で再会した時、木吉が花宮を殴らなかったのが不思議なくら
いです。
 いつも余裕を漂わせ、笑顔を見せていた木吉。それだけに彼が大泣きするシーンには驚かされ、感動しました。こう
いうのに弱いんですよねえ。あれだけ木吉に反発していた日向が、木吉さえ上回る目標を立てて彼の為に頑張ろうと
するのもいい。そしてその思いは今に受け継がれる。こんな話を聞いて燃えなかったら男じゃないぞ。黒子、火神、ゲス
な花宮を唖然とさせるようなスーパープレイを見せてくれ!

ドタバタJヒーロー!? 大掃除de大爆笑4コマ漫画
 この時期の恒例と成りつつある4コマ企画、今回は「大掃除」がテーマです。4コマ漫画の他にも「大掃除をしたら出
てきた、意外なものとは?」と「ジヤンプマークが新年からリニューアル!? 〇〇が提案する新ジャンプマークとは?」と
いう一発ネタも書かれています。
 4コマは「BLEACH」と「銀魂」、「SKET DANCE」と「いぬまるだしっ」が面白かったです。掃除の度に卍解するとは、
瀞霊廷は掃除する前より汚れそう、いや壊れそう。機械からもゴミ認定されるマダオは哀れ。文字まで拭き取るのはや
り過ぎです(笑)。ギザ10円、最近見ないなあ……。
 一発ネタはどちらも「銀魂」が遊びすぎ。ちょっ、高杉さん、そんなネタ考えなくてもいいから。唯一のシリアスキャラに
までギャグをやらせる空知先生の容赦の無さに脱帽。そういえば今年は大河ドラマの影響で坂本辰馬が出るかと思っ
たのですが、全然出ませんでしたね。先生、本当に容赦ない。あと「めだかボックス」の球磨川君、君は本当にジャンプ
が好きなんですか? いや、これが過負荷である彼の愛の形なのか。妙に納得。

べるぜバブ
 焔王坊ちゃん、すっかり人間界のゲームにハマってますねえ。ネトゲーはハマったら簡単には抜け出せません。彼の
助けは期待しない方がいいでしょう。ダメすぎるぞこりゃ。
 東条、悪魔について理解できなくても、頼もしい戦力にはなりそうなので安心ですね。早乙女先生は凄く大変そうだ
けど。男鹿を鍛えるより大変なんじゃないだろうか。
 まさかハゲ組、いや影組の四人が来るとは思いませんでした。男鹿のストレス解消役として頑張ってください(酷い。
けど本当にそうなりそうだし)。

めだかボックス
 幼い頃の球磨川が『異常なし』と診断されたかったのは、どうしてでしょう? 両親を心配させたくなかったなんて言う
のは絶対に嘘。入院したくなかったのか、それとも異常だと知られたら両親に何かされるから? 考えてみたらこの怪
物の親なんだから、普通の人とは思えませんね。いずれ登場するのかな?
 子供の頃の球磨川の脅迫には屈した瞳先生だけど、今は全く問題無し。死の淵から蘇った善吉の眼には、新しい力
が宿っているようです。全てを腐らせる江迎の能力にどう対抗するものなのか、なかなか楽しみ。

いぬまるだしっ
 今回はショートギャグ集だったけど、冒頭のネタにページを使い過ぎて肝心のショートギャグは四本だけ。大石先生、
そりゃないよ。いや冒頭のネタも面白かったけど。
 ウンコもらしても己を失わないしげはるくん、彼はきっと大物になります。でもお母さんは大切にしようね。
 鬼瓦先生の新作、ナンセンスギャグとしてなら通じるかも。いや、やっぱり微妙かな。服を脱ぐ選手が女の子なら、絶
対に人気出るけど(これはジャンプ漫画です)。
 一人ずつコメントを書かなければならない先生は大変ですね。私も忘れ物が多いとか、集中力が無いとか、色々書か
れたっけ……。うわあ、今も全然治ってませんね。先生、すいません。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 クリスマスだろうとお正月だろうと、警察には休み無し。むしろ普段より忙しくなる時期です。警察官の皆様、本当に
ご苦労様です。
 今回はギャグは控え目で、少しシリアスだけどラストはほのぼのとなる話でした。爆弾犯との息詰まる攻防戦ではな
く、こういう形にしたのはこの漫画らしいと思います。年の瀬だからこそ、少しホッとしたいですよね。

保健室の死神
 クリスマス、男二人で食事ですか。経一、悲惨すぎる。美作君も大変だろうけど、美味しい物を食べれるんだからいい
ですよね。女の子と一緒に来られたら、もっと良かっただろうけど(傷口を広げるな)。
 ハデス先生とみのり先生、周囲からは勝ち組のバカップルに見られています。うん、そう見えても仕方ないですね。む
しろそうなってしまえばいいのに。あー、クソッ、何だろう、この祝福したいんだけど素直に祝えないモヤモヤした気持ち
は。はっ、もしや私にも今回の病魔が取り憑くいているのか?(バカ)

逢魔ヶ刻動物園
 大増23ページ。
 水族館編、遂に完結。艦長に止めを刺したのが彼に虐げられてきたサカマタとは、何とも皮肉な展開。館長は自業自
得だけど、水族館の面々はいずれ再登場しそうで楽しみ。それまで連載が続けばいいんですけどね……。
 低空飛行が続く中、この水族館編からバトルものとして方向転換をしましたが、なかなか面白かったです。今回も増
ページだったし、人気はあるみたいですね。このまま続けばいいんだけど。

ぬらりひょんの孫
 こちらも大増23ページ。TVアニメも二期制作が決まったし、掲載位置は厳しいけど、当分の間は打ち切りは無いか
な? 少し不安だけど信じています。
 付喪神を味方にしたつららでしたが、敵も付喪神でしたか。個人で暴れたのか、誰かに送り込まれてきたのか。
 母を尊敬する荒鷲一家にも認められ、つららの畏もパワーアップしましたか。でもそれ以上にリクオと相合傘できた事
が、つららには嬉しいでしょうね。先々代と結ばれなかったお母さんも、きっと喜ぶでしょう。お似合いすぎるぞこのヤロ
ー(笑)。

LIGHT WING
 吏人と心亜の過去話。この二人、子供の頃からの知り合いだったんですか。小学五年生という比較的遅い時期から
サッカーを始めて、国内トップクラスになるとは、二人とも凄すぎ。才能あるってレベルじゃない気がします。
 吏人の口癖は彼の恩師からのものだったんですね。彼にとって、師の存在が大きなものであるのが分かります。だ
からこそ師を陥れたらしい心亜が許せないんだろうけど。
 気に入らないコーチを追い出すなんて、最近の小学生は怖いですねー。心亜の邪悪さはバトルマンガでも通じるでし
ょう。彼は出る漫画を間違えている気がします。怖い怖い。


02号
久しぶりに遊戯王のカードが付属。こういうカードは地味に強力なんですよねえ。アニメでも猛威を奮うか?
その遊戯王ですが、アニメの新シリーズが作られるそうです。5Dsで終わりじゃなかったんだ。純粋に嬉しい。
「べるぜバブ」のOP・ED曲の発表や、「バクマン。」で意外な人が声優したり、ジャンプアニメは来年も盛り上がりそう。

NARUTO −ナルト−
 カブト先生の「手下を増やそう! 初心者からの穢土転生」講義(笑)。先代の火影達は敵にならないようで、良かっ
た良かった。三代目とカカシ達の戦いも見たかった気がするけど(酷っ)。
 しかしこれだけの高等忍術なのにリスクが無いのは、おかしいですよね。術者にはリスクは無いけど、その代わりに
誰かが犠牲になっているとか?

ONE PIECE
 海底火山から必死で逃げるクラーケンがコミカル。最初に現れた時は大怪獣って感じだったのに、いいマスコットキャ
ラになりましたねえ。
 バンダー・デッケンの一味とは一旦お別れですか。まあすぐに会うでしょうけど。
 長かった。ここまで来るのに、本当に長かった……。遂に辿り着いた海底の楽園・魚人島。しかし早くも不穏な空気
が。新魚人海賊団は敵になりそうだけど、アーロン一味と同じマークなのはアーロンの身内がボスなんだろうか? ジ
ンベエとは対立しているのかな? どちらにしても海底では思う存分に戦えないので、ルフィ達の活躍は魚人島に入っ
てからか。うーん、待ち遠しい。

BLEACH
 空座総合病院の看板に、今回のタイトルが書かれてますね。石田父、よく許可しましたね(笑)。
 事件について何も話さない雨竜。父の言うとおり、何も分からないからだろうけど、一護を巻き込みたくないというのも
あるのでしょう。昔ならともかく、今の一護は一般人だし。
 しかしこれで黙っている一護じゃない。むしろ渦中に頭から突っ込んでいく男です。電話の先にいる者は、一護にとっ
て敵か味方か。どちらにしても相手が人間では、虚のように倒して終わりという訳にはいかなそう。この戦い、思った以
上にしんどい展開になるかも。

トリコ
 メルク師弟のすれ違いの原因は、先代メルクの小声のせいでした。うん、マヌケ過ぎて笑えるけど、二代目の心境を
考えるとあんまり笑えないなあ。拡音石がもっと早く見つかっていれば良かったのに。
 迷う二代目を料理で励ます小松が、いい男過ぎて痺れる。メルクが砥いだ包丁が百万の言葉よりも雄弁に語ってくれ
るという展開も、この漫画らしくて良かったです。
 次号で重大発表ありとの事ですが、映画にはなったから、いよいよTVアニメ化ですか? この作品の人気とクオリテ
ィからすれば、今までやらなかった方がおかしいくらいでしたからね。吉報である事を願っています。

べるぜバブ
 冒頭の裁判、ウルトラ検察官な東条に笑いました。背広姿、意外と似合いますね。
 ああ、そういえばまだ男鹿は青井くにえ=葵だって知らなかったんだっけ。この秘密は連載が終わる頃まで明かされ
なさそう。ラブコメのお約束的に(笑)。
 心月流の修業は、パワーアップするにはそんなにズレていないそうとの事。男鹿、ちゃんと強くなれそうですね。東条
は早乙女に鍛えてもらって、二人で悪魔と戦うのかな?
 与えられた時間は、わずか一週間。でも魔力が使えなくなったヒルダも黙ってはいないようだし、希望はあります。チ
ュッパチャプシングの刑にならないためにも、頑張れ男鹿。

エニグマ
 センターカラー。
 仲間の力と信頼を武器に、クリスを追い詰めるスミオの作戦は、実に見事。仲間の事を心から信じているからこそ出
来た作戦ですね。
 クリスがスミオを嫌うのは、仲間を信じていた頃の自分に似ているからだったのか。 そして明かされた衝撃の真実。
クリス=水沢アルでないのなら、本物のアルはどこに? そして過去のe-testとは? 影化を抑える薬をクリスに飲ま
せてしまった会長の運命は? 謎が謎を呼び、飽きさせない展開。かなり面白くなってきました。この調子で頑張ってく
ださい。

銀魂
 何とか誤魔化そうとする銀さん達、かなりバイオレンスな事をやっています。これだけやられても怒らないなんて、茶
吉尼族って実は凄く温厚なんじゃないだろうか。ローションが弱点だって分かっちゃったし、これなら地球が彼らに狙わ
れても大丈夫ですね(まだ信じていないのか)。
 下ネタ爆発、ヤバいネタ連発なのに最後はいい感じに持っていってしまうのが、この漫画の凄いところ。そしてそれが
終わらせずに酷いオチを用意してあるのも、実にこの漫画らしい(笑)。最初から最後まで退屈せず、台詞の一文字さ
え読み落とせない。ジャンプで一番読むのに時間がかかるけど、面白い漫画です。

バクマン。
 エイジの漫画はバトルは最高だけど、恋愛はダメですか。確かにそういう漫画家って多いですよね。あの鳥山明先生
も恋愛ネタを書くのは苦手だそうだし。
 初の挫折となったエイジですが、これを切っ掛けに人間関係を積み重ねていくようになるのかな? 只でさえ天才レ
ベルなのに、これに『豊富な人生経験』をプラスしたら本当に手に負えなくなる。ライバルとして強くなりすぎるから、そう
はならないかな?
 やはり恋愛漫画は蒼樹さんが強かったか。この人、結構恋愛経験してるからなあ。シュージンとフラグを立てた時は
冷や冷やしました。
 読み切りの結果はダメでしたが、サイコーもシュージンもこれで吹っ切れたみたいですね。冷静すぎるのが不安だけ
ど、これは二人が成長したと考えていいのかな?
 平丸先生の愛の劇場、怒涛編スタート(笑)。何だか本編より面白くなりそう。平丸先生と蒼樹さんがくっつくとは思え
ないけど、くっついたらそれはそれで面白くなりそう。他人の恋愛話は面白いなあ(笑)。

サジタリ(読み切り)
 ジャンプ本気印の漫画カーニバル第2弾。作者は野々上大二郎先生。
 弓道という個人競技をネタにしたのは、ジャンプでは珍しいですね。連載では続け難いネタだけど、一回限りの読み
切りとしては適しています。
 独特のタッチで描かれている絵は、好みが分かれそう。大きい目をした主人公は、特徴的ではあるけど不気味とも取
られそうで、一目見ただけで感情移入できる人は少ないかも。性格も前半部分はあまり良くないし。
 ストーリーの流れは悪くはないのですが、49ページは長くて退屈しました。絵の技術はあると思いますが、クセが強
くて損をしているかも。厳しい評価ですが、更なる成長を期待します。

SKET DANCE
 新しい部室、多機能過ぎる。理事長、どんだけお金使っているんですか。生徒会がこの事を知ったら、贔屓し過ぎだと
糾弾されそう。
 無駄にヒーローっぽい新コスチュームとかマルチモニターとか、広すぎる地下室とか無駄な温泉とか役に立たなそう
なのに、実は結構使えるじゃないかという流れはさすがスケット団と言うべきか(笑)。与えられた物を最大限に活用す
る彼らのスキルの高さには、本当に敬服します。あと脱出装置は私も一度使ってみたい。下手な絶叫マシーンより面
白そう(遊ぶな)。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 エンマは引き下がってくれたけど、次に会う時はもっと強くなっているのか。それよりもツナの精神的ダメージの方が
深刻ですね。こんな状態ではまともに戦えないでしょう。次の戦いも獄寺が出るとしたら、連戦は厳しすぎる。暗雲が立
ち込めてきました。
 クロームに迫る加藤ジュリー。ちょっ、てめえ、俺の大好きなクロームに触るんじゃねえ!とキレかけていたら、とんで
もない事実が判明。怪しい奴だとは思っていましたが、まさか初代霧の守護者だったとは。かつてボンゴレの一員とし
て戦った筈の男が、なぜボンゴレに仇をなすのか。骸の体を狙うその理由とは? エンマの家族を殺したのも、こいつ
の仕業なのか?
 こんなに早い段階で黒幕の正体を明かすとは思わなかったので、この不意打ちはビックリするやら嬉しいやら。洗脳
されたクロームはツナ達の敵になるのか? 更なる混乱が起こりそうで、楽しみなような不安なような。

いぬまるだしっ
 幼稚園への保護者参観。お母さんの少女時代ダンスはキツすぎる……。私が子供で母親がそんなの踊っているシ
ーンを見たら、本気で泣きますね。もしくは土下座。もうホント勘弁して下さい!
 似ている親子が多かったけど、いぬまるくんのお父さんも顔は似ているんだろうか? 下半身を丸出しにしていないと
ころは全然似てないけど(社会人になっても丸出しにしてたら捕まります。ダメ、絶対)。

めだかボックス
 センターカラー&大増23ページ。
 まったくやる気のない球磨川って初めて見ます。そういえば今まで結構積極的に動いていたんですよね、彼。マイナ
スのリーダーにしては意外というか、マイナスっぽくない。まあ彼が動かなかったから話が進まないんだけど。
 第三戦はタッグマッチですか。人吉親子vs江迎&球磨川とは、単なる力押しではないと分かっていましたが、いきな
り植物急成長させて、それを切り裂くお母さんも凄い。引き分け狙いの球磨川に対し、彼に一つ聞きたい事があるらし
いお母さん。どちらの知略が決まるのか、なかなか奥深いバトルになりそうです。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 以前に町中でゴルフをやりましたが、今回は屋上ですか。下にいる人が危険だから、やるなら色々準備が大変そうだ
けど、それをやってしまうのが両さんの凄いところ。行動力は世界トップレベルですからねえ。
 ボールが落ちたらバンカー扱いなのも厳しいけど、重いバックを背負っての昇り降りは辛すぎます。負担が大きすぎる
から、キャディさんに頼る訳にもいかないし。エレベーターつきのビルでなきゃダメってルールに変更しません?
 得意なゴルフでは黙ってられないと意地を張って争い続ける中川。彼が両さんとガチでやり合うのは珍しいですね。
両さんの方から勝負を降りるとは、ゴルフは人の心をかなり惑わせるようです。

黒子のバスケ
 快進撃を続ける誠凛。キセキの世代レベルでもないと、この猛攻は止められないでしょう。もし木吉の体調が万全だっ
たら、もっと上に行けたでしょうねえ……。残念。
 キセキの世代とのすれ違いシーンには、ちょっとゾクッとしました。黒子とは、もうこの頃に会っていたんですね。まっ
たく気付かれなかったのは、さすがと言うべきか(笑)。
 木吉の故障には、この男が絡んでいましたか。悪童・花宮の狡猾なプレイで木吉が壊れてしまうのか。だとしたら霧
崎第一との試合は因縁の対決になりますね。現在の試合も盛り上がりそうで楽しみ。

ぬらりひょんの孫
 リクオが三代目になった事で、彼の側近達は組の幹部になり、つららも一家を構えなければならなくなりました。い
や、そんな事しなくてもリクオと結婚すれば、三代目の女房として立場強くなれるのに(こらこら)。
 争い事はあまり好まないつららは、乱暴な妖怪から見たら頼りなく見えるようです。やれやれ、見る目の無い連中で
すねえ。つららの魅力は戦闘力なんかじゃないのに。
 かき氷の器から生まれた付喪神達が、つらら組の組員ですか。ううむ、頼りになるんだろうか? つららを蔑ろにした
荒鷲一家のお馬鹿さん達を見返してほしいので、応援しているのですが、果たして?

逢魔ヶ刻動物園
 変貌した館長とのラストバトル。次々と仲間達が駆けつけて、園長と一緒に戦ってくれるシーンは王道ですが燃えま
すね。サカマタが助太刀してくれたのも嬉しかった。単なる友情ではなく「あなた(館長)より強いものを知ってしまった」
からという理由が、彼らしくて良かった。
 フカにも一歯報いさせて、最後は園長の一撃で決着。激闘の締めくくりに相応しい、熱い展開でした。次回は大増ペ
ージだそうで、水族館編が終わってもまだ続くのかな? だったら嬉しいんだけど。

保健室の死神
 本当にタイトル変更したのかよ!と焦りました。ハデス先生、ブラックジョークすぎます。
 絶花先生のネガティブ相談、言われてみたら元気になってる人達って、相談内容は「よく考えたらどうでもいいような
内容」ばかりでしたね。本当に悩んでいる人には、先生のやり方は通じないのか。面白いやり方ではあるんだけど。
 病魔に取り憑かれるのは絶花先生だと思っていたんですが、違いましたね。ハデス先生と絶花先生、お互いやり方
は違うけど生徒の事を思っているのは同じみたいで一安心。でも次に出る時は病魔に憑かれていたりして。頑張れ、
絶花先生。

LIGHT WING
 吏人の「こんな試合、2秒で忘れろ」という言葉は、既に次の試合に目を向けていたから発せられたものでしたか。や
れやれ、本当に言い方が不器用すぎる人だ。独特ではあるんだけど、こういう共感しづらい言動は主人公としてマイナ
ス要素ですよね。だから掲載位置も下がったんだろうけど。
 遂にその姿と名前を現した『あの人』。心亜と書いてシアンとはき、なかなかセンス溢れる名前ですねえ(笑)。傲慢
で冷酷、しかし能力は最上級とスポーツ漫画では典型的な悪役キャラですが、ここまで突き抜けていると逆に爽快にな
ります。勝負を挑む吏人だけど、勝てるとは思えません。この二人のチームの試合が始まる前に打ち切られそうだか
ら、今勝負させるのかな?(おいおい)


01号
BLEACHの黒崎一護の声優・森田成一さんとT.M,Revolution西川貴教さんの対談、字が細かくて中身も濃くてグッド。
ONE PIECEの映画情報やSKET DANCEやレベルEのアニメ情報など、今号は盛りだくさん。チェックするののも大変。
目次の並び方が変わりました。う、うーん、今年のはちょっと見難いなあ……。慣れるまでちょっと掛かりそう。

銀魂
 祝! TVアニメ再開! 実に嬉しいのですが、原作のストック的には心配です。まあこのアニメのスタッフなら、オリ
ジナルでも暴走してくれるのでしょうで大丈夫でしょう(笑)。絶対に見ます。
 銭湯だけど女性陣の入浴シーンはありません。その代わり、お久しぶりの屁怒絽さんの一族の入浴シーンはありま
す。あり過ぎます。特にお爺ちゃんは、棒とか玉とか大変な事になってます。何なんだこれ。TVアニメになる事なんて
全然全く考えてない空知先生に惚れます。
 しかし恐ろしいのは、この異常な話でさえ「銀魂」では普通レベルに思えてしまう事。どうやら自分で思っている以上
に、私はこの異常な漫画に慣れてしまったようです。怖い、自分が怖い。冷水に浸かってないけどブルブル。そしてあ
そこまで伸びるお爺ちゃんの玉袋に、ほんの少しだけ憧れてしまってブルブル。怖い。本当に自分が怖い。

ONE PIECE
 深海の冒険。死と隣り合わせの状況でなかったら、もっと楽しめたんでしょうね。現実の深海も珍生物多いし。
 前回のラストでいなくなっていたカリブー、ナミ達を襲ったりするのかと思っていたら、あっさり捕まる(笑)。フランキー
は頼りになるなあ。自然系の能力者は確かに強いけど、弱点を付かれたら超人系や動物系より弱いですね。それが難
しいんだけど。
 海底に現れた巨人に、伝説の幽霊船。しかしこっちもルフィ達が帰ってきたし、クラーケンも仲間になってくれた。この
幽霊船一味こそ、ルフィ達の強さを示す引き立て役かな? 海底火山の爆発も間近みたいだし、瞬殺しそう。

NARUTO −ナルト−
 サソリ、穢土転生の呪縛から解き放たれて昇天。自分の技を引き継いでくれるカンクロウを見て、心残りが無くなった
のでしょうね。こうなれば解き放たれるみたいだけど、デイダラとか基本的に悪人なキャラは昇天するのは難しそう。ま
だまだ難関は多いなあ。
 ナルト、新たな技のヒントを掴む。キラービー、いい師匠ですね。ぶっちゃけ自来也より役立っているような気が(こらこ
ら)。尾獣玉と螺旋丸が似た技なのは気付きませんでした。前々から考えていたのなら、岸本先生グッドです。

BLEACH
 センターカラー。劇場版限定の一護の姿、いかにも久保先生らしいデザインですね。ダークヒーローとか悪役とか描か
せると、先生は本当に上手いなあ。
 本編では、穏やかだった日常が壊れつつある緊迫感がよく出ています。何とか日常を保とうとする遊子や織姫が見
てて痛々しい。そして石田君は、新展開になってもこういう役ですか。いつでもどこでも、いいヤラレ役として頑張ってく
れる彼に敬礼。

トリコ
 ボスキャラだと思われた蠍魔牛さえ怯えるとは、真メルク強すぎ。そしてマッスルすぎる(笑)。筋肉ムキムキだと見せ
かけて、実は結構華奢なキャラだと思っていたので意外でした。考えすぎたかな。
 女性メルクは、本物のメルクに拾われた子でしたか。彼女がメルクの名に拘る理由も明らかに。父であり師匠である
メルクを慕い、尊敬するあまり自分の才能を信じ切れていないんですね。傍から見たら彼女が凄いのは明らかなのに。
小松がその辺りを諭してあげるのかな?

SKET DANCE
 本当に棒になっちゃったボッスン。でもあまり困ってませんね。むしろ人間だった頃より目立っているし、本人もエンジ
ョイしているように見えます。いや絶対楽しんでるだろお前(笑)。もうずっとこのままでもいいんじゃないだろうか。
 椿君、最後の最後までツッコミを我慢した君は偉い。生徒会も含めて今のレギュラー陣では貴重なツッコミ要員であ
る彼、今後も苦労するでしょうけど頑張って生きてください。

006(読み切り)
 新人作家の読み切り企画、『ジャンプ本気印の漫画カーニバル』第1弾。作者は榎伸晃先生。
 「セリフ多いけど文句無く面白い」と編集会議では評されたそうですが、確かにセリフが多い作品ですね。でも、決し
て読み難くはなく、軽快なテンポを殺さずに面白さを保っている。これはなかなかのセンスだと思います。
 六歳で一流のスパイという主人公の破天荒なキャラクターを、友達を欲しがるという子供らしい部分も見せて親しみや
すくしています。敵キャラが弱いのが少し不満ですが、読み切りでは仕方ないかな。
 作画に雑なところがあったり、かなり独特なノリで展開されるので好き嫌いは分かれると思いますし、私は途中で飽
きてしまいましたが、少年漫画としては正しい作品でしょう。新人のレベルが高くなるのは、ジャンプファンとしては嬉し
い事です。今後の成長を期待。

エニグマ
 スミオの新しい能力は、未来の動きを予知するというものでした。身体能力や戦闘力が高くなるものでないのは、こ
の漫画らしいですね。主人公のスミオも知略タイプのキャラだし。
 二次元の世界では圧倒的なクリスの能力。こっちは武器を手にする事さえ出来ないのにクリスはやりたい放題とは、
何という絶望的な状況。しかしそれでも諦めず、予知して逆転したスミオは凄い。血でパスワードを壁に書いたのは、
外にいる仲間達の能力を期待してのものでしょう。仲間を見捨てようとしたクリスと、仲間を信じるスミオ。この二人の考
え方の違いが勝敗を分けそう。

バクマン。
 殴り合いで仲直り、というのは確かに現実では難しいでしょうね。サイコーとシュージンのは殴り合いにさえなってな
かったけど(笑)。
 成長した白鳥君、もう一人で大丈夫ですね。しかしサイシューコンビにとって思わぬ強敵になるかも。
 中井さんの復活フラグが立ったように思えましたが、今回はダメでしたか。蒼樹先生の件で、かなり読者人気を落とし
てしまいましたからねえ。作者的には復活させたいけど、復活して喜んでくれる読者は少なそうだから迷っているのか
な? 読者を納得させる程の面白い復活劇を期待します。
 遂に始まった恋愛読切祭、一番手のエイジは磐石かと思われましたが、おやおや? そういえばエイジは恋愛経験
ゼロで、社会人としての経験も皆無に等しいんですよね。漫画の天才で、少年漫画ではその才能で欠点を補っていま
したが、恋愛漫画はその才能でもカバーし切れなかったか。エイジ、初の挫折となるか?

黒子のバスケ
 ああ、誠凛バスケ部の名物(笑)はここから始まったんですね。これは本当に恥ずかしかっただろうなあ。でも、一度
やったら度胸が付くのも確かです。毎年、この騒動に振り回される先生方には苦労をかけるけど、頑張ってください。
 日向とリコも加わり、誠凛バスケ部が本格的にスタート。新設校とはいえ充分なトレーニングを積み、木吉と日向とい
う二枚看板がいる誠凛は強いですよねえ。しかし木吉に故障フラグが。ああ、これが原因で敗北するのか。過去編のラ
ストは痛々しい話になりそうです。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 ブチ切れ状態になったエンマの強襲を受けて立つツナ。この辺りまではカッコ良かったのですが……。
 ボンゴレの力を誰よりも利用しているのに、ボスの座は継がないという矛盾。確かにそのとおりで、この問題に対して
はツナは真摯に考えるべきでしょう。
 しかしツナの父がエンマの家族を殺したというのは、どうにも信じられません。やはりこの騒動には『裏』があります
ね。その鍵を握っているのは、間違いなくアイツ。ああもう、本当の敵は別にいるのに!と読者をイライラさせるのも天
野先生の計算の内なのでしょう。このサディストめ(笑)。でも好き。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 連載35周年で2011年は「亀年」記念センターカラー。背表紙の絵は歴代のキャラが登場する単行本みたいになる
のかな?
 今回はショートショート方式。2話と9話、10話がツボに嵌りました。ソムリエ美容師、凄すぎ。お母さんの言葉はオタ
クの心を抉りますねえ……。マネキンの上を寝転がるのは痛いんじゃないだろうか? 柔らかいダッチワイフなら何とか
出来そうだけど(こらこらこら)。

いぬまるだしっ
 オーズドライバー、ここの園児達は買えたんですね。現実の世界ではみんな苦労しています。巻末コメントの大石先
生の言葉には同感です。子供の為の玩具が子供の手に渡らないなんて、ちょっと酷すぎますよねえ。
 下半身丸出しのヒーロー、まるだし仮面。私もいぬまるくんだと思っていたのですが、まさかの正体にビックリ。マサ
ムネ君、下半身のスーツが完成するまで待てなかったんですね。おかしな趣味に目覚めなければいいんだけど。

べるぜバブ
 へー、美咲さん、列怒帝瑠の初代総長だったんだ。何とも奇妙な縁ですが、男鹿のお姉さんならと納得してしまうの
が凄い(笑)。葵にとっては強力な援軍かも。
 怪我をしたヒルダを見て、自分の非力さに苛立つ男鹿。そんな彼を優しく見る葵。自転車の後ろに女の子を乗せると
いう青春モノっぽいシチュエーションが、実に似合っています。男鹿の顔は怖いけど、いいシーンです。
 早乙女に戦い方を教わるのかと思ったら、葵のお爺ちゃんに弟子入りですか。確かにお爺ちゃんは強いけど、人間レ
ベルの強さだからなあ。悪魔相手には通じなさそうなんですけど、大丈夫なんだろうか。出馬と東条が早乙女に教わっ
て、二人の方が強くなりそう。

逢魔ヶ刻動物園
 水族館長の過去が判明。外道な館長は昔から外道でしたか。どこぞの団体が見たら、武器を持って乗り込んできそ
うなんですけど。人間に戻れないのは、自分の邪悪な心が変わっていないからだとは気付いていないんでしょうね。
 マッコウクジラになった館長の強烈な一撃! まともに食らった園長、大ダメージは必至ですね。この決戦、思った以
上に苦しい展開になるのか。だからこそ園長の逆転劇に期待。

保健室の死神
 絶花先生のネガティブ療法、なかなかいいんじゃないですか? しかし学校でカウンセリングなんて、私が子供の頃
には考えられなかったのに、今ではそんなに珍しくないのかな。寒い時代になった、と悲観するのは好きじゃないけど
考えさせられますね。
 ハデス先生大ピンチ、というかこの漫画のタイトルが大ピンチ(笑)。三途川校長、随分と厳しいけどこれは校長として
の冷徹な判断なのか、ハデス先生に奮起してもらいたい為の愛のムチなのか。何か思惑がありそう。
 タイトル変更、半ば決定したみたいです。っていいのか本当にそれで。色々な方面に迷惑をかける事になるのに。
 今回、病魔が出てませんが、これは伏線なのでしょうか。今までのパターンなら、実は絶花に病魔が取り憑いている
というオチになる筈ですが、さて?

めだかボックス
 なるほど、球磨川にとっては勝って学園に残っても、負けて学園を出ても良かったのか。これは読めませんでした。当
のめだか本人も気付いていなかったのに、古賀ちゃんよく気付きましたね。ナイスです。
 しかし球磨川が改心するとは、善吉もそう思っているようですが私も出来るとは思えません。都城も傲慢でしたが、そ
の分単純で、自分の非を認める度量があった。でも球磨川は能力も厄介だけど、自分が異常だと自覚している上、そ
れを受け入れており、真実を言うつもりが無い。人の姿をした怪物と言ってもいい。
 でも、だからこそこの怪物をめだかがどう改心させるのか、どう幸せにするのか楽しみになってきました。球磨川の
『幸せ』が人間らしい『幸せ』であるとは限りませんが。
 次の対戦カードは、善吉を巡る愛(笑)の対決になりましたか。パワーアップした電波恋愛少女に母親の愛がどこま
で通じるのか。瞳お母さんの大手術、大増ページ&センターカラーで盛り上げてください。

ぬらりひょんの孫
 掲載位置が急降下。羽衣狐の最期の影響でしょうか? それとも晴明のヌードシーンの? 恐るべき鵺。
 京都編のエピローグは、後味の悪さと確かな希望を感じさせるものになりました。羽衣狐、じゃない山吹乙女の遺体
は狂骨達に渡されましたが、これは復活の可能性があるという事? 確かに、退場させるには勿体無さ過ぎるキャラで
すからね。連載が続く限り、希望を持って待ちます。
 折れた祢々切丸に代わる新しい刀は、秋房が作りますか。戦いの場ではいいところが無かった彼ですが、だからこそ
の奮起を期待します。
 牛鬼と一緒に来ていたのは、この二人でしたか。一ツ目入道もようやくリクオを認め、遂にリクオは奴良組三代目を継
承する。これでこの漫画は当初言われていたゴールに辿り着きましたが、物語はここからが本番。一年後の晴明との
戦いに備えて、しばらくはパワーアップの為の訓練や、新しい妖怪を仲間にしたりする話になるのかな?

LIGHT WING
 及川をまだ甘く見ている平田。吏人を憎むあまり、正しい判断が出来なくなっていたのかな。
 「こんな試合、2秒で忘れろ」という吏人のセリフは、相手を馬鹿にしたものではありませんね。15対0という結果です
ら吏人にとっては満足できないもので、不甲斐ない試合をした自分のチームへの叱責だったのかも。
 驚異的なスタミナを誇る及川が、逆転シュートを決めて試合終了。ずっと走り続けても衰えない、Jrユース級の選手さ
え超える体力とは、及川タフすぎる。このスタミナは立派な武器ですね。
 大人達からも『あの人』と呼ばれる、高校サッカー界最強の男が登場。吏人の最大の敵は、実に悪役っぽい面をして
いますね。こいつとの試合まで連載が続くのか、かなり心配。


52号
2011年の背表紙は連載35周年の「こち亀」に決定。賑やかな絵になりそうですね。
「べるぜバブ」のアニメ、ちんこ解禁! 高見プロデューサー、英断です。放送時間も決定し、来年が楽しみ。

BLEACH
 映画公開記念で一挙二話掲載。まずは本編。見開き巻頭カラー、地獄の門を開くと…という仕掛けはいいですね。
 鰻屋さんも、霊とかと関係ありそうですね。話を遮ったのは、一護をトラブルに巻き込みたくないから? 夏梨といい、
みんな一護を庇っていますけど、残念ながら彼女たちの努力は報われないのです。だって報われたら主人公が全く活
躍せず、話が進まないから(身も蓋もないなオイ)。
 謎の男の名前がようやく明らかにされ、彼の仲間も登場。浦原を警戒しろと言う銀城ですが、貴方も怪しすぎます。こ
の男が新しい敵になるのか、それとも別の勢力が出てくるのか。新展開は、ここからが真のスタートになりそう。長かっ
たなあ……。

ONE PIECE
 哀れコリブー達は海の藻屑に。生きてはいるみたいだけど、兄と再会する日は遠のきましたね。頑張れ弟。
 怪物クラーケンをまったく恐れないルフィですが、それだけの実力を身につけていました。ルフィだけでなく他のメンバ
ーも二年前とは違うところを見せてくれて、実に頼もしい。中でもサンジは本当に大変だったようです(笑)。オカマの群
れに比べたら、クラーケンは確かに可愛く見えます。
 クラーケンは倒したものの、ルフィ達とナミ達が分断されてしまい、場所は一気に深海へ。魚人島はまだまだ下とは、
先は長いですねえ。あとフランキー、ライトをつける場所はもう少し考えましょう。いや股間に付けられても困るけど。

NARUTO −ナルト−
 デイダラやサソリの術をものともしない奇襲部隊の面々が頼もしすぎる。オモイもですが、カンクロウもかなり強くなっ
てますね。我愛羅の影に隠れがちだけど、砂隠れの中ではトップクラスなんだよなあ。侮れません。
 同じ人形使いであるからこそ、カブトの操り人形になってしまった今のサソリはカンクロウには我慢出来ないものだっ
たのでしょう。カンクロウ、残念なんだろうなあ。
 サイの兄弟対決、もっと凄惨なものになるかと思ったのですが、上手く抑えましたか。大戦はまだ始まったばかり、こ
こで大勝負をするのは勿体ないですからね。この大戦、あと何年ぐらいで終わるんだろう?

黒子のバスケ
 リコがバスケを嫌いなのは、帝光中が強すぎて他の中学がやる気を無くしているから。なるほど、これは強い弱いと
か勝ち負け以前の問題ですね。キセキの世代、別格すぎる。
 しかし諦めない者もいる。キセキの世代に負け続けても諦めなかった木吉と、実力はあるのに中学時代は不遇だった
日向。この二人が出会い、分かり合うのは必然だったのでしょう。意地っ張りな日向君、早く素直になっちゃいなさい
よ、ホラホラ(笑)。

エニグマ
 リョウがしげるを連れ去ったのは、脱出の実験台にする為でしたか。単なるスケベ心じゃなかったんですね。失礼しま
した。どっちにしても外道だけど。
 「このままではオレは決してでられない」と言い切るリョウ。彼は2−Cの生徒ではなく、卒業生でもない。でも彼の声
には聞き覚えがある。学園の部外者なら写真に写っていた理由が分からないし、彼の正体には重要な秘密がありそう
ですね。
 平面世界に閉じ込められ、絶体絶命のスミオに新たな才能の兆しが。もしかしてこれが、才能の成長がエニグマの
目的なのかな? 万能すぎるリョウの能力に、スミオがどう立ち向かうのか。この漫画初の能力バトルに期待。

トリコ
 小松のパンツ姿を見た時から、いや大分前からもしかしたらと思っていましたが、やっぱりメルクは女性でしたか。入
浴シーンには、ちょっとドキッとしました。自分の実力を低く評価しているのも、女性というコンプレックスなんでしょうね。
疲れた彼女の心を小松が癒して、恋仲になったりして(笑)。
 離れ離れとはいえ、包丁を通じてトリコと小松が一緒にいるという描写はなかなか良かったです。そういう考え方が本
当に役に立っているところも、面白く読めました。島袋先生はよく考えて話を作っていますね。でもまだまだ、もっともっ
と面白くしてください。先生なら、それが出来る人だと信じています。

BLEACH the unforglvens
 間もなく公開される映画と連動した番外編。映画館での単行本配布サービスといい、去年の「ONE PIECE」と同じ事
をやってますね。二番煎じだけど有効な方法ではあります。ファンには嬉しいし。
 ザエルアポロとアーロニーロ、十刃の中でもかなり悲惨な最期を迎えた二人ですが(ザエルアポロはマユリの実験
台、アーロニーロはルキアに勝っていたのに…だもんなあ)、だからこそ新キャラの踏み台にされたのか(笑)。ザエル
アポロの台詞の全てが死亡フラグなのが面白い。いや、もう死んでるんだけど。
 下位とはいえ十刃二人を倒すとは、地獄の住人のレベル高すぎ。藍染様、虚界よりこっちに来た方が強くなれたんじ
ゃないだろうか。
 懐かしいキャラの活躍(?)を見れたのは嬉しかったけど、情報満載だった「ONE PIECE」の映画番外編と比べると物
足りないですね。いや、あっちがサービスし過ぎなのか。ファンの端くれとして映画の成功、祈ってます。

銀魂
 殴られ屋なんて、かぶき町には最も不向きな職業ですね。パンチ力強い人多いから。色々な意味で。
 と思って読んでいたら、私の予想以上にみんなパンチ力強すぎ(笑)。銀さんとマダオのパンチなんて笑えねーよ、借
りパクは犯罪だぞこのヤロー。子供の頃、近所のガキにファミコンのソフトを一年ぐらい借りパクされた身としては、たけ
しくんの災難は他人事じゃないです。みなさん、借りた物はちゃんと返しましょう。でないとマダオや銀さんやヅラみたい
なダメすぎる大人になりますよ。
 山崎、まだあんぱんのトラウマが……。いいから病院行け。黄色い救急車に乗せられる方の。
 次号の重大発表って何だろう? 再アニメ化するには原作のストックがまだ足りない気がするから、映画の第二弾か
な? 新訳・真選組動乱編とかやりそう。

バクマン。
 亜豆の二人への信頼度、半端じゃなく高いですね。彼女はある意味、こうなった元凶なんだけど、ここまで信頼してく
れると気持ちよく感じます。信じる事って意外と辛くて大変なのに、どんなに時が経ってもサイコー達を信じ続ける亜豆
は、やっぱりこの漫画のヒロインなんですね。私は香耶ちゃんと蒼樹さんの方が好みだけど(おいおい)。
 なかなかやるようになったと思わせてくれましたが、やっぱり平丸さんは平丸さんでした(笑)。この人を見ていると和
みますねー。
 お久しぶりの加藤さん、お目当ては白鳥君でしたか。さすが年下好み(笑)。白鳥君の連載作を見たら、加藤さん彼
の所に押しかけアシスタントに行ったりして。
 サイシューコンビ解散もあるかと思いましたが、シュージンの考えはサイコーの遥か上をいっていた! おお、実に頼
もしくて熱い展開。やっぱりこの二人は一緒でないと! PCPの大逆襲と、新作読み切りにも期待できそう。

SKET DANCE
 センターカラーで第2回人気投票の結果発表。でも上位陣は順当すぎて面白くないので、下位メンバーの順位を当て
るクイズ大会に。篠原先生、変則的すぎて面白いです。
 キャプテンの7位には驚きましたが、6位から10位は全員女性キャラじゃないですか。そしてみんなキャラが濃い人
ばかり。地味キャラになってしまった振蔵といい、この漫画は男性より女性が強すぎるのか。まあ面白ければいいんだ
けど。
 最後のアンソニー登場には、私も思わず声を出しそうになりました(笑)。彼の高順位に何となく納得してしまうのは、
ちょっと怖い(笑)。次号の棒になったボッスンの活躍を楽しみにしています。本当にやってくれますよね?

めだかボックス
 大増23ページ。
 やっぱり志布志の能力に対して、名瀬の能力は有効でしたか。傷口を開く能力もすごいけど、傷口を凍らせて閉じる
能力も凄い。この人が球磨川側に着いていたら、とんでもない事になっていたでしょうね。
 地獄から這い上がる努力をマイナスと言い切る名瀬の心の強さ。これこそが彼女と球磨川達の最大の違いでしょう。
特に自分の能力を肯定しすぎて、他人を傷付ける事を好むようになった志布志は、名瀬から見たら弱すぎる。能力の暴
走を抑えられ、最後の悪あがきまで見抜かれていたのも当然でしょう。
 見事なまでの完勝を決めた名瀬ですが、球磨川がこれで大人しく退学してくれるとは思えません。まだ何か一波乱
ありそうで、ワクワクします。

べるぜバブ
 男鹿や東条でさえ歯が立たない悪魔を、しかも三人もいるのに圧倒するとは、早乙女先生強すぎる。迫力の伝わる
絵のおかげもあり、頼もしすぎて痺れました。
 まあベヘモット側も、これで諦める筈ないでしょうね。今回来た三人より上位の実力者が出て来るのは時間の問題。
それに備えて早乙女が男鹿達を鍛える展開になりそう。姫川君は、このままでいそうだけど(笑)。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 瓜、単なるマスコットキャラから切り札に進化しましたか。自身を爆弾にするとは、なかなか根性のある猫です。
 また明らかになったボンゴレとシモンの過去。初代シモンを戦いの場に招いたのはジョットでしたか。でもジョットがコ
ザァートを陥れたとは思いませんし、平和に暮らしている友人を戦いに巻き込むだろうか? この手紙、ちょっと怪しいで
すね。
 SHITT・P!、獄寺を自分より変わったUMAだと決めつけましたが、そんなに間違っていないかも(笑)。この二人、
もっと早く出会っていたらUMA同士の友達に、いやカップルになっていたかもしれませんね。残念。
 ここまでの結果はボンゴレ側の二勝一分け。大切な仲間を三人も失ってブチギレたエンマが、ルールを破って参戦。
いきなり頂上決戦とは予想外ですが、この戦いにツナが勝てば誤解が解けるかもしれない。でも、ボスキャラには簡単
には勝てないのがお約束。ツナにとっては厳しい試練になりそう。

いぬまるだしっ
 ううむ、ホレ薬のネタは面白かったし、ギャグも悪くはなかったんだけど、『古いリアクションごっこ』のせいであまり笑
えませんでした。だって本当に古くて笑えないんだもん。
 そう、『懐かしい』ではなく『古い』んです。ストーリー漫画は古い作品でも面白くて燃えるものも多いのですが、ギャグ
漫画は連載されていた時代の流行とか、読者の笑いのツボに応じてギャグを作る為、その時代の人にしか笑えない作
品もある。特にリアクションで笑わせる作品は、昔ヒットした作品でも今読むと……というのが大多数。子供の頃には大
笑いした作品が、今読むと全然笑えない、むしろつまらない。そんな悲しい思いをしたのは、私だけではないのでは?
 という訳で、今回の『古いリアクションごっこ』はイマイチでした。やっぱりギャグ漫画にノスタルジックな懐古ギャグは
不要、常に前進あるのみ!

保健室の死神
 センターカラーで人気投票の結果発表。「SKET DANCE」と重なったのは、偶然なのか狙ってやったのか。
 結果については、アシタバ君の一位はかなり意外。いや、ハデス先生より主人公っぽいし、先生が外見的に一位に
なれないキャラだから、当然の結果なのかな。安田君は私も好きなキャラだし(笑)。
 本編では、みのり先生の双子のお兄さんが大活躍。真面目なみのり先生の兄が漫画家で、しかも色々な意味でギ
リギリな人だったとは。病魔に憑かれてなくても問題起こしただろうなあ。でも、お兄さんが描くような漫画は私、結構
好きです。恋愛読切祭にもぜひ参加してください(byバクマン。)。
 ギャグありお色気あり、ハデス先生も振り回される程の変人登場とこの漫画の特徴が良く出ていた話でした。みのり
先生のハデス先生への気持ちも確認できたし(笑)。藍本先生、この調子で頑張ってください。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 部長、何とラジオのDJに。両さんはよくラジオに出ていますけど、部長を出すとは驚きました。でも言われてみれば、
しゃべり好きな部長には向いているかも。本編のしゃべりの殆どは、両さんへの説教だけど。
 真面目な上に凝り性だから、一度火が点いたら止まらないのが部長の困ったところ。そんな人なので今回は部長の
自滅落ちになるかと思ったのですが、ちょっと変則的なオチでした。ラジオの仕事は成功したけど、精魂出し尽くしてし
まうとは。ここまでやるなら、もう警官辞めてDJに専念すればって、そしたら両さんの暴走を止める人がいなくなるか。
連載が続く限り、転職も退職も出来ないんですね。部長、頑張れ!

ぬらりひょんの孫
 リクオの父・鯉伴と、彼を愛した妖・山吹乙女の悲劇。乙女との間に子が生まれていれば、こんな事にはならなかっ
たでしょうね。おのれ羽衣狐。でも羽衣狐がいなければ初代と珱姫かくっつく事もなくて、鯉伴も生まれなかったかもし
れない。息子に捨てられる哀れな最期を遂げたし、憎まない事にしましょう。
 それより憎むべき敵は他にいる。鯉伴の死の真相には、やはり山ン本五郎左衛門が絡んでいましたか。いや、事実
上の犯人と言ってもいい。父を殺され、母になるかもしれなかった女性を利用されて、リクオの怒りも臨界点突破。もは
や激突あるのみ!ですね。読者の気持ちも盛り上がってきました。
 しかし羽衣狐、いや乙女さん、これで退場ですか……。この漫画でもトップクラスの人気キャラなのに勿体無い。出来
れば生き延びて、昔の旦那にそっくりなリクオを「息子のようなものだけど、血は繋がってないから問題無し!」という感
じで好きになって、つららやゆらと女の戦いを繰り広げてほしかったのに(ラブコメ好きも程々にしろバカ)。

逢魔ヶ刻動物園
 サカマタ、ダメージを負っていなければ園長ともいい勝負できたかな? 園長、前より強くなってるそうだけど。
 遂に始まった頂上決戦。強力な攻撃を繰り出す伊佐奈に対して、真っ向勝負を挑むように見せかけてイガラシを助け
る椎名園長、なかなかの策士。
 人質は取り返したけど、戦いはまだ終わらない。伊佐奈を何とかしないと同じ事をするでしょうからね。こいつを倒して
大勝利、そして……連載終了かな? 一度は盛り返したんだけど、この掲載位置ではここまでなんだろうか。終わって
ほしくないなあ。

LIGHT WING
 吏人の動きを完全に予測する万玖波に対して、吏人は及川とのコンビプレイで挑む。うん、理屈は正しいし、難敵を個
人プレイではなくコンビプレイで倒すという展開もいい。
 ただ、ダムの例えは分かり難かったし、使い古されたよくある展開とも言えます。掲載順位が落ちるに連れて、この
漫画の悪い面が目立ってきたような気がします。やっぱり作者のモチベーションが落ちているのかなあ。残念。

PSYREN −サイレン−
 最終回。
 アゲハは生きており、消滅したと思われた未来のみんなも無事だった。そしてアゲハ達は過去を変え、新たな未来を
作り出す。理想的とも言えるハッピーエンドですね。前作「みえるひと」もそうでしたが、岩代先生はハッピーエンドの絵
を描くのが上手い。前作と違ってこの漫画は打ち切りエンドではないので、よりハッピー度が増しています。
 「みえるひと」は個人的には面白かったのですが、地味な印象も強くて、勿体無いなあと思っていました。岩代先生も
その弱点に気付いたのか、今作ではエキセントリックなヒロイン雨宮さんを中心に個性的なキャラや、謎と緊迫感のあ
るストーリー、そして派手な超能力バトルなどを描いてジャンプの少年漫画らしい作品に仕上げました。最後は駆け足
になったものの二年以上の連載を無事に完結してくれて、ファンとしては嬉しい限りです。先生、本当にお疲れさまでし
た。次回作も楽しみにしています。


51号
「べるぜバブ」のアニメ、ベル坊はオムツ装着ですか……。放送コード上仕方ないのでしょうけど、無念。
「ONE PIECE」は休載です。

バクマン。
 人気投票の結果発表。シュージン、一応主人公なのに……。サイコーも一位を取れなかったか。まあ最近の二人は
見ててあまりカッコよくなかったから仕方ないけど。岩瀬さんはよくベスト10入りしたなあ。もっと嫌われているかと思っ
たんだけど。吉田さんは編集なんだから自重してください(笑)。ラッコ11号は読み切りの影響でしょうね。そして番外
編で平丸さんとエイジを主人公にした話を見てみたいのは、私だけではない筈。
 本編は、サイコーとシュージンのすれ違いが危険域に達してしまいました。コンビの作家ってこういう事があるから怖
いんですよねえ。喧嘩別れでなくても、互いの作風の違いから別れる事もあるし。藤子不二雄のコンビ解消は、子供心
にショックを受けたなあ……。
 香耶は本当にいい女になりましたねえ。初登場の頃より美人になってるし、言ってる事は間違い無く正しいし。アニメ
化はサイコーと亜豆が結婚して幸せになる為の目標でしかなかったのに、作家としての目的になってしまっている。こ
れがコンビ解散の原因にならなければいいんだけど。嫌な予感がするけど、面白いんですよねえ。ぐむむ。

NARUTO −ナルト−
 忍連合軍vs暁、初戦は奇襲部隊同士の対決ですか。手段を選ばないデイダラのやり方に対して、連合軍は後手に
回っていますね。殺しても死なない上に生前の術まで使えるとは、チートってレベルじゃないぞこれ。
 サイの兄も操り人形にされていましたか。カブトは本当に嫌らしい手を使う。だからこそオモイの反撃に期待してしまう
のですが。この不利すぎる状況を覆す活躍をしてください。

BLEACH
 霊力を失った一護に、霊力復活の兆しが。謎の男が関係しているのでしょうか。
 一護の父親の事を知っていたり、一護以上に黒崎家の内情に詳しいらしいこの男、本当に何者なのでしょうか。敵と
は思えないんだけど。
 浦原商店のマスコットボーイ&ガール(笑)も成長したんですね。そこへ訪れたのは、霊力増大中の夏梨。謎の男に
も関わっているのでしょうか。というか黒崎家は家族への内緒事が多すぎる。本当この家族は仲がいいんだろうか?

トリコ
 バルバモスはどこのRPGのモンスターかと。こんな怖い怪物が大量に襲って来るなんて、想像するだけで絶句しま
すね。高重力に戸惑いながらも、この怪物どもを難なく防ぐトリコが凄い。フォークって具現化してませんか?
 初代メルクに自らは及ばないと謙遜するメルク。確かに初代は偉大な人なんだろうけど、小松の言うとおりメルクの信
奉ぶりはちょっと過剰ですね。この二人、単なる『師弟』ではないのかも。

銀魂
 今回のタイトルはまったくもってその通り。私も小学生の頃、社会見学に行ったけど、どこに行ったのかさえ覚えてま
せん。工場を見学したのは覚えているんだけど。車のプラモをもらった記憶があるから、自動車工場かな?
 パトリオット工場、色々な意味でとんでもないですね。いや、とんでもないのは工場長の人生か。ストーリーそのもの
は平凡なのにパトリオットがカオス過ぎて、もう何が何やら。笑って困ってやっぱり笑いました。
 こんなボケボケな内容で子供達が感動したらどうしようと不安になりましたが、いいオチでした。そうですよねえ、こん
なくっだらねー芝居(笑)で感動しちゃいけませんよねえ。どんな仕事も尊いものだけど、仕事をする人がバカでは話に
なりません。結論・マダオ(まるでダメな男&女)とパトリオットだらけの世界に乾杯。

SKET DANCE
 男に慣れてない上に男嫌いで、しかも二重人格なウサミちゃん。本当に濃すぎるキャラだなあ。
 ウサミだけでも濃いのに、男装&女装ネタまで混ぜてくるとは、篠原先生出し惜しみをしませんね。アニメ化が決まっ
て、精神的に絶好調なのでしょうか。面白いからいいんだけど、途中で倒れたりしないでください。
 女性陣の男装は正直あまり好みではなかったのですが、男性陣の女装はストライクすぎる(笑)。特に椿は似合い過
ぎでしょ。スイッチもメガネ美人だし。ボッスンは、まあ人それぞれという事で(フォローしろよ)。
 まあ色々あったけど、ウサミちゃんの気持ちも一歩前進したようで良かった。でも彼氏が出来るのは当分先、いや高
校を卒業してからかも。前途多難ですが頑張れウサミちやん。あと加藤君、生徒会の仕事はちゃんとやりましょう。でな
いと読者の人気が上がらず、出番が無くなりますよ。かなりマジで。

エニグマ
 センターカラー。完全に安定しましたね。不振が続いていた新連載陣に、ようやく光明が見えてきました。この作品を
皮切りに、間もなく始まる新連載作も頑張ってほしいです。
 しげるは間違えられて参加させられたとスミオは思っていますが、やはりここまで計画的な事をするエニグマが、人選
を間違えるなんて考えられません。しげるの才能は、まだ目覚めていないだけなのでは?
 黒い思惑を動かし始めたクリス。いいですねえ。仲良しこよしな状況が続いてはサバイバルものとしては盛り上がり
に欠けるので、彼のようなキャラクターはやっぱり必要です。しかしこいつの能力も凄いですね。スミオの未来日記が可
愛く思えます。二次元の中に入ってやりたい放題だなんて、アニメファンにとっては夢のような能力だけど、クリスは悪
い事にしか使ってなさそう。クソッ、勿体無さすぎる。その能力、私にください(何に使うつもりだ)。
 危機に陥ったしげるですが、ここで彼女の才能が開花するのかな。その能力次第で、状況はかなり変わりそう。しげ
るがスミオを裏切る事は考えられないけど、クリスに洗脳されて利用されるかも。さあて、どうなる事やら。

めだかボックス
 いるだけで他人を傷つけ、不幸にしてしまうのなら、他人を不幸にする事を喜べる人間にならなければならない。志布
志の考えそのものは間違っているけど、それを成し遂げてしまった精神力は凄いですね。普通の人間なら壊れてます
よ。過酷な家庭環境で、両親からさえも愛されなかった事も原因なんだろうけど。
 いくら球磨川が相手とはいえ、ガラス窓に人の顔をぶつけるめだかちゃん、マジ外道(苦笑)。一度決めたら迷う事無
く実行する、この子の心の強さも半端じゃないですね。球磨川君は、お気の毒だけど。
 そんなめだかの姉であるくじらも、やっぱり並の精神じゃない。絶対絶命の状況で自身の眠っていた力を目覚めさせ
るとは、その諦めの悪さはさすがめだかちゃんのお姉さん。開かれた傷口も凍らせれば止血できる。あとは精神攻撃さ
えどうにかすれば、くじらの勝ちは目前。いや、西尾先生の事だから、とんでもない展開を用意してそうだけど。いい意
味で油断できない漫画です。つまり、面白い。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 時間制限付きのバルーンファイト、開始。仲間は大事だけどそれでも一番大事なのは自分だと言い切るSHITT・P!
は、確かに強いですね。エンマ達が敗れても、彼女は何とも思わないし仇を取ろうともしないのでしょう。そんな自己中
心的すぎる彼女が、どうしてこの戦いに参加したのか少し気になります。
 ツナのダメな部分を見せて幻滅させようとするSHITT・P!ですが、獄寺はそんなダメなところも含めてツナを尊敬して
いる。つまりベタぼれってやつですか(笑)。女性ファンの妄想力をパワーアップさせそうな発言ですが、普通にカッコい
いのも事実。男の友情と信頼って、いつ見てもいいものです。

黒子のバスケ
 センターカラー。
 誠凛バスケ部誕生秘話、スタート。みんな若いなあ。いや今でも若いんだけど、キャラがまったく違う人もいるし。日向
主将は外見的にも無理し過ぎ(笑)。
 好きだからこそ手を抜かず、勝利を求める木吉。そんな彼の元に、続々と集まる仲間達。小金井と土田は初心者だっ
たのか。そしてリコがバスケ嫌いだったとは。意外な顔を見せてくれる過去編ですが、木吉が故障した理由を語るのだ
から重い話になりそう。ちょっと嫌だけど、でも楽しみ。

べるぜバブ
 魔界の悪魔、強いですねえ。いやベヘモットの部下達が強すぎるのか。以前魔界で大暴れした男鹿がまったく歯が
立たないとは、魔界のレベル高すぎる。
 しかし東条は一矢報いたし、男鹿の所には助っ人が来てくれたし、これで何とか助かりそう。東条達の方は神崎が何
とか……出来る筈ありませんね(断言)。誰か助けてーっ!

重装思春機兵ティーンエイザー(読み切り)
 新人の渡邉築先生のギャグ読み切り。今年下半期の赤塚賞で佳作をゲットした作品です。
 巨大ロボットに自我を与えてドタバタ劇をさせるというギャグマンガは実は結構ありますが、この作品はロボットを「思
春期の男の子」にしたのが特徴で、最大の強みですね。ニキビを必要以上に気にしたり、女の子ロボットへのストーカ
ー的な愛など、実に思春期的で変態っぽいなあと笑いながら感心しました。
 アイデアはいいしギャグもなかなかですが、絵はイマイチ。それにギャグも大人向けのものが多く、子供にはウケない
かも。飲み会に呼ばれない司令のネタは私は好きだけど、子供には?だろうなあ。そういうところは佳作っぽくて残念
ですが、将来性は感じます。次回作に期待。

ぬらりひょんの孫
 センターカラー。
 祢々切丸が砕け散るとは……。晴明の圧倒的な強さを見せつけた上で、リクオの今後のパワーアップの布石の為と
はいえ、主人公が愛用していた武器が壊れるのは辛い。新しい刀は祢々切丸の破片から作られたりして。
 まだ体が馴染んでいなかった晴明は、地獄に帰還。茨木童子と鬼童丸は晴明に従い、狂骨娘は残りましたか。狂骨
は仲間になるのかな? 鬼童丸も晴明の変貌ぶりを思い知って、後々改心しそう。
 羽衣狐の体になった女の子、リクオの姉かと思ったら、えーっ!? リクオの父の奥さんという事はリクオのお母さん
で、いやでもリクオは人間との間に生まれた子で、お母さんもちゃんと生きている。今の奥さんと結婚する前の妻だった
という事かな? だとしたら、なぜ彼女はここにいるのか? どうして羽衣狐の体になったのか? 大戦の終結は新た
な謎を生み、次の戦いへの扉を開く。ワクワクしつつドキドキして待ちます。

いぬまるだしっ
 大喜利対決パート2。どのネタも切れ味が鋭すぎて、笑う暇さえありません。恐るべきジャンプ読者陣。
 メタルスライムが出やすくなる能力はちょっと欲しいかもと思いましたが、「必ず出る」じゃなくて「出やすくなる」程度な
んですよね。うーん、やっぱり微妙だ。あと年をとったせいかモスキート音は聞こえなくなりましたが、冷蔵庫の音がうる
さくて不眠気味です。どうすればいいのでしょう?(知るか)
 百鬼夜行の絵は椎橋先生に描いてもらいたかったですね(無茶言うな)。下ネタが多いのは、お約束という事で。
 キングオブ投稿者に選ばれた吉川くんは、彼の将来は大丈夫なのかと心配してしまいます。たまこ先生、愛されてま
すね。11才だけど彼氏候補として考えてあげてください。

保健室の死神
 グータラな人生を送っている藤くん。本好君の言葉は辛辣だけど、このままだと絶対にそうなりますね。藤、ニートだ
けど実家はお金持ちでモテそうで、何だか腹が立ちます。クソッ。
 そんな藤ですが、自分にそっくりな大人を見て、色々と考える。うん、学生の頃は藤のグータラぶりも許せるけど、大
人になったらダメダメすぎますね。真昼間、病魔に憑かれてなくてもダメ人間みたいなのが怖い。よく会社をクビになら
ないなあ。藤くん、本気で生活態度を改めた方がいいと思いますよ。私も他人の事は言えないけど(笑。そして涙)。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 格安になったとはいえ、航空機は貧乏人にはまだまだ高嶺の花。私もそんなに乗らないだろうなあ。海外にも行かな
いし。飛行機は好きだし、海外旅行もしたいんだけど、お金が……(涙)。
 高いのも問題だけど、安すぎるのも不安ですよね。特に交通機関は万が一の事故があるし。航空機なんか墜落した
らと思うと、両さんの会社並に安いのには乗る気がしません。ゴメンナサイ。
 中川の会社を勝手に利用したり、パラシュートで乗客を降ろしたりとやりたい放題な両さんでしたが、上には上がいま
した。両さんは個人でやってるのに、向こうは署員全員でやってるんだもんなあ。恐るべき通天閣署。商売上手だし、
連中が出るとつまらなくなるし、両さんにとっても、このマンガにとっても天敵ですね(苦笑)。今回のようにオチだけに使
われるのなら、いいんだけど。

逢魔ヶ刻動物園
 水族館No.3のカイゾウは純粋なパワータイプですか。ゴリコンとはパワー勝負になるかと思ったのですが、セイウチ
の方がゴリラより力が強いとは。牙もあるから、実際に戦わせてもセイウチの方が勝ちそう。いや、スピードならゴリラに
分がある。いやいやいや…と面白対決を想像するのは止めます。キリがないし。
 いよいよトップ同士の激突。随分と待たされましたが、テンションが上がりまくっている今の園長なら、得体の知れな
いイサナ館長にも負けない筈。ラストバトル、盛り上がりますように。

LIGHT WING
 表紙のメンバー紹介、敵チームはともかく味方チームも結構名無しのメンバーがいますね。哀しいなあ……。
 ううむ、何だろう、この微妙な感じ。人気が落ちたからなのか、打ち切りが決まったのか、どうも作品全体のテンション
が落ちているような気がします。作画、今までは割と見易かったのに今回はどうも雑な感じがするし、ストーリーも敵チ
ームに先制されるという、よくある展開で退屈です。
 何だかこの漫画の悪い面が一気に出ていますね。このまま終わっていいんですか、神海先生?

PSYREN −サイレン−
 ミスラを倒し、姉の思いを知った弥勒は新しい道を行く。彼のしてきた行いは許されるものではありませんが、彼を利
用した人間に非があるのも事実。人間とサイキッカー、どちらが正しいのかは、今後の弥勒の行動で決まるでしょう。願
わくば彼が道を再び誤らないように。
 戦いが終わり、眼を閉じるアゲハ。主人公の死で終わるのでしょうか? それとも奇跡が起きるのか。次号の最終回
は、長期連載を締めくくるに相応しいものになると信じています。

SWOT
 最終回。
 やっと、やっと終わってくれましたか。いやー、長かった。このつまらない漫画の感想を書くのは辛かったけど、ようや
く解放されます。心から嬉しいです。
 ガリ勉だけど喧嘩が強い主人公の設定は、決して悪くはありませんでした。ジャンプで不良漫画は厳しいのは確かだ
けど、ヒットした作品もあるし決して無理ではなかった。それなのにこの漫画がウケなかったのは、ただ単純につまらな
かったからでしょう。絵、ストーリー、会話、全てにおいて未熟で、プロが描いている作品とは思えません。
 杉田先生の力量は前作「斬」と比べたら、確かにアップしています。しかし元々のレベルが低すぎる上、アップした力
も決して高くはなく、他の作家と比べたらようやく漫画家としてのスタートラインに立ったと言えるレベルでした。そんな
未熟な人に連載枠を与えた編集部は、何を考えていたのでしょうか。この作品に連載許可を出した編集長は、かなり
疲れていたとしか思えません。
 ともかく杉田先生はお疲れ様でした。二度の短期打ち切りなので、もうジャンプでお会いする事はないと思いますが、
どこかで先生の作品を見た時は応援……出来たらいいなあと思っています。さようなら。


50号
「るろうに剣心」がPSPでゲーム化。ファンとしては嬉しいけど、なぜ今更という気も。クソゲーにはしないでください。
今更と言えば冨樫義博先生の傑作「レベルE」がアニメ化決定。いや本当になぜ今? 絶対見るけど。

ONE PIECE
 深海の冒険という事で受光層とか薄明層という専門用語とか、深海の海流の流れなどが詳しく、しかし分かり易く説
明されています。尾田先生は学習漫画を描かせても凄いかもしれない。
 まさかここでモームが出るとは思いませんでした。アーロンパーク以来か。懐かしいですねえ。前回でシルエットは出
ていましたけど、まったく気付きませんでした。気付いた人は鋭すぎる。
 残虐非道で自然系の能力者らしいカリブーは、ルフィ達の強さを伝える為のヤラレ役だと思っていたのですが、違う意
味でヤラれっぱなしに(笑)。意外とギャグキャラになりそう。
 どうやら正式なヤラレ役はクラーケンが引き継ぐみたいですね。とんでもなくデカイ海の悪魔、相手にとって不足はあ
りません。面白くなってきたところで次週は休載。ってちょっと待て。連載再開してまだ七週しか経ってないのに、もう休
載ですか? 尾田先生、忙しすぎる。早く続きを読みたいのに……。イライラ。

NARUTO −ナルト−
 穢土転生で蘇った忍者達、自我があるのがキツイですねえ。自分の意思を無視されてかつての仲間と戦わなければ
ならないのは、自分も相手も嫌すぎるでしょう。戦闘では自我が消されるのはいい事なのか、悪い事なのか。
 一歩間違えば暁以上の脅威になっていたかもしれない我愛羅。そんな彼が忍達の和解と共闘を呼びかけるシーンは
感慨深くなりました。これで忍連合軍はまとまりましたが、敵はあまりにも強大。五影達も何人生き残れるか。大戦の
始まりにワクワクしつつ不安になります。でも楽しみ。

バクマン。
 恋愛経験ゼロだけどそれでもラブコメを描こうとする福田とエイジ。女性陣は恋愛経験はそれなりにあるけど、感性が
女性的過ぎて少年漫画になっていない。平丸先生が一番順調なのが意外というか、面白いというか(笑)。経験があ
ればいいってものじゃないけど、経験ゼロの人が描くのは厳しいのが恋愛漫画。無敵のエイジが初めて躓くかも?
 順調そうに制作を進めていたサイコーとシュージンですが、成長への考え方の違いから決裂。ううむ、このタイミング
で喧嘩してしまいましたか。コンビ解散のフラグは立っていましたけど、本当に解散するんだろうか? この二人にはず
っと組んでいてほしいけど、物語の流れに大きな波が欲しいのも事実。続きが凄く気になります。つまり、面白い漫画
です。

BLEACH
 普通の不良が一護と石田の相手になる筈ありませんよね。むしろお気の毒と言いたくなります(笑)。
 横ちんって誰だっけ?と少し考え込みました。中学の頃にチャドを襲ったグループのリーダーって、こんなマイナーす
ぎるキャラ、単行本持ってないと覚えてないでしょ。難易度高すぎ。
 新キャラがまたまた登場。鰻屋親子、霊界に関係がある人なんでしょうか。謎の男も現れて、平和だった一護の日常
もいよいよ終わりそう。さすがに日常編にもちょっと飽きてきたので、次号で物語の『本当の』再開をしてほしいです。

エニグマ
 水沢の正体がパスワードの写真の男、栗須リョウだったとは。エニグマが本物の水沢と間違えて誘拐したと言ってま
すけど、スミオの言うとおりここまで完璧に用意しているエニグマが、一番大事なキャスティングを間違えるなんて思え
ません。しかし、だとしたらなぜエニグマは栗須の事を「水沢リン」と呼んだのか。謎が深まります。
 人を疑いすぎるタケマル、遂にパーティーから離れる。まあ彼の離脱は遅かれ早かれやるだろうなあと思っていまし
たが、栗須の方が問題児でしたか。いや、今までみんな「いい子」で、こういう内部分裂を誘うようなキャラがいないの
は少し不満だったんです。スミオ達には悪いけど、物語を盛り上げる役としては栗須のようなワルは必要。改心するの
か、己のエゴを貫き通すのか、栗須は要注意なキャラですね。

トリコ
 ヴァンパイアコングが包丁の受け渡し役ですか。依頼人はまずこいつの怖すぎる顔に慣れないといけないんですね。
はさすが伝説の研ぎ師、ハードル高っ(笑)。
 一擦りだけでもメルクの研ぎの凄さが分かりました。音が後から聞こえたという事は、彼の擦りは音速を越えたスピー
ドで行われたのか。弟子でこれなら師匠はどんだけ凄いんだか。今からワクワクします。

KINTOKI −金目族のトキ−
 トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド第六弾は、鳥山明先生久しぶりの新作。一大企画のラストを飾るに相応しい作品
になっています。
 「Drスランプ」や「DRAGON BALL」も実はそうなのですが、鳥山先生の漫画の世界は夢いっぱいのファンタジー世界
っぽく見えて、どこか退廃的な空気も漂わせています。この作品でもそんな雰囲気は出ていて、しかしそれでも暗くなく
て、でも明るすぎでもない絶妙なバランスを保っている。王道なヒーローものに見えますが、実は鳥山先生しか描けな
い独自性に溢れた漫画になっています。
 このレベルの作品を書ける新人が二、三人いればジャンプは安泰なんですけどね。天才は滅多にいないからこそ価
値があるのか。鳥山先生、いい漫画を読ませてもらいました。でも巻末コメント、先生、あなただって週刊連載をやって
たでしょうに(笑)。またいつか新作を読ませてください。

黒子のバスケ
 部室の大掃除。こういうコミカルな話をシリアスな試合の間に混ぜる事によって、全体の話のバランスを保っているん
ですね。なかなか上手い。
 腐海になっていたロッカーには呆然。一体誰のロッカーで、どうしてこうなったんだろう。何かが動いたおにぎりは、現
実に触ったら一生モノのトラウマになるでしょう。カントク、頑張れ。
 掃除をしていると出てきた新聞や漫画に夢中になってしまうのは、お約束ですね(笑)。しかしこんな形で黒子と火神
のマジ対決が見られるとは思いませんでした。運は黒子の方が強いのか。さすが主人公。地味だけど。
 ナース倶楽部も読みたいけど、誠凛バスケ部の過去話も気になりますね。木吉が足の故障を隠してまで試合に出よ
うとするのと関係ありそうだし。「過去話は面白い」という人気マンガの法則に期待します。

めだかボックス
 大増23ページ。
 事前の予想を覆して、押しまくる名瀬。しかしルールを全て予測して対策を練っていたとは、予測と対策に長けた科
学者タイプの彼女らしい戦い方ですね。頭のいい人は怒らせたら怖い。
 しかし志布志の過負荷能力は、彼女の予測さえ超えていた。相手の古傷を無理やり開くという能力は、バトルマンガ
のキャラクターにとっては天敵とも言える能力ですね。孫悟空やケンシロウ、ルフィでも志布志には敵わないかも。い
や、ロボットのアラレちゃんなら何とかなりそう。って何を真面目に考えてるんだ私は。でもこういう事を考えるのって、無
駄に楽しいですよね(笑)。
 志布志の能力は体の傷だけでなく心の傷も抉り出す。うわあ、何という極悪。でも過去のトラウマを刺激されるという
のは、そのトラウマを乗り越えて強くなるフラグでもある。破滅か成長か、名瀬はどっちの道を選ぶのかな?

SKET DANCE
 スケット団団長になった椿の方は、ヒメコやスイッチが受け入れてくれた事もあって和やかにやってますね。まあボッ
スンの弟というのもあるんだろうけど。
 一方、生徒会長になったボッスンは……辛い、この空気は辛すぎる! 生徒会メンバーと仲良くなるイベントをこなし
ていませんからねえ。忍者君がいたらもっと辛かったかも。いなくて良かった。
 メタルクロウラーを使いこなしているところは、やっぱり兄弟ですね(笑)。そして理解し合えなかったエニグマンは哀
れ。でも諦めず、強く生きてください。ウザイけど(苦笑)。

銀魂
 センターカラー。
 大五郎君、久しぶりですね。マダオと再会してほしいような、そうでもないような気がします。
 万事屋に社会見学だなんて、むしろ一番やっちゃいけない事だろ。神楽、自分達の事を分かってませんね。銀さんを
ダメ人間扱いしてるけど、傍から見たら君も立派なダメ人間なんだぞ。新八はツッコミ役として優秀だけど。
 ジャスタウェイに続く江戸の珍品パトリオット登場。あ、ちょっとカッコいいかもと思った私も立派なダメ人間ですねすい
ません。あとファミコンのマイクは意外と役に立ちましたよ。空知先生の読み切りも面白かったです。多分(こら)。
 ダメ人間は銀さん達だけではなかった。つーかこの江戸、ダメ人間が多すぎる。月詠はまだマトモだけど、さっちゃん
のせいでダメになってるし。次回でパトリオットブームの謎の解明と一緒に、大人の威厳を見せてください。

べるぜバブ
 神崎、初登場した時は極悪キャラだったのに、すっかり丸くましたねえ(笑)。彼女候補まで現れるとは、作者に気に
入られているんだろうか。
 出馬は悪魔の子孫でしたか。男鹿を挑発してたりしたけど、あれは男鹿の事を心配していたのか。いずれ来る悪魔と
の戦いの為に鍛えようとしていたのかな?
 東条が一撃かましてくれましたが、相手が悪すぎる。二人共ボロボロにされそうだけど、早乙女先生が助けに来てく
れるのかな。だったら先生、早く来てーっ!

こちら葛飾区亀有公園前派出所
 カセットテープ、最近では店でも見なくなりました。レコードと同じ運命になりましたか。子供の頃には本当にお世話に
なったので、寂しいですね。
 オートリバース機能さえ無かった頃から使っているという事は、両さんと本田の今の年齢は……考えちゃ駄目ですよ
ね、すいません秋本先生。
 ラジカセマニアの裸地雄、さすがに色々なラジカセを持ってますね。冗談のようなトリプルラジカセは見た記憶があり
ます。ビッグサイズのラジカセは無駄にハイテクなのがアメリカ産らしいなあ(笑)。あとラジカセブームは来てないと思
います。ラジカセは一部のマニアに愛されつつ、静かに消えていきそう。でも、それもまた良しという事で。

いぬまるだしっ
 41号で募集した大喜利企画の結果発表。大石先生も大変だったみたいですが、一番大変なのは浮気したのが全国
誌でバラされた大西編集でしょう。えっ、フィクション? またまたご冗談を(笑)。
 解答はさすが選ばれただけあって、どれもセンスに溢れていますね。山形県の佐藤さん、いえ佐藤ちゃん(12歳の
女の子)の将来が心配です。あと、ちっちゃいおじさんが千葉県に棲息しているようです。
 しかし本当にこの漫画の読者層はマニアックというか、本当に子供が書いてるの?と思うくらいシュールなネタばかり
ですね。親が子供の名前を使っているのかな。みんな、勇気を出して本名で送りましょうよ。私は送らないけど(酷っ)。

ぬらりひょんの孫
 大増23ページ。
 土蜘蛛までも一蹴されるとは。いや、まだ地獄に落ちてはいないようだから、復活するかも。
 鏖地蔵、山ン本五郎左衛門の手先だと思ったら分身でしたか。そして山ン本五郎左衛門の正体も判明。二代目に倒
されたけど、実は生き延びていたようですね。安倍晴明と山ン本五郎左衛門、この極悪級コンビにリクオがどう挑むの
か。よし、君が抱えているお姉さんは私に任せて、存分に頑張ってください(下心丸出しだなオイ)。
 見開きページで描かれた土蜘蛛の敗北や京都の破壊シーンなど、椎橋先生の素晴らしい絵で描かれる迫力ある絵
に痺れました。これだけの絵を描いているのに椎橋先生、まだ一回も休載してないんですよね。スケジュール調整なら
ジャンプ作家の中でもトップクラスかも。あの人とかあの人にも見習ってほしいです。かなりマジで。

家庭教師ヒットマン REBORN!
 うわー、エンマ達、ジュリーに完全に騙されてますねえ。「あの男」という黒幕的な存在もいるみたいだし。エンマ達の
家族を殺したのも、ボンゴレ傘下のマフィアではなさそう。でも誤解を解く為には戦って過去を知り、真実を掴むしか無
い。なかなかハードな道程です。
 次は獄寺vsSHITT・P!ですか。姉に違う意味で可愛がられてきた獄寺は、女性と戦う事に抵抗はないみたいです
ね。いや、UMA扱いしてるから女とは思ってないのか。主の為に戦う男と、自分の為に戦う女。まったく違う道を行く二
人の対決、なかなか面白くなりそうです。

保健室の死神
 ドジっ子だらけの花巻家、お父さんが余程しっかりしているんだろうなあと思ったら、本当にそうでした。今回は病魔の
せいでおかしくなってしまいましたが、娘とはいえあそこまでドジをやられて怒らないなんて、繁さんは凄い。普通の親
なら怒鳴りつけていますよ。いい父親です。
 しかし美玖のあがり症は本当に厄介ですね。病魔のせいではなく、性格的なものなのでハデス先生にも治せないか
らじっくり取り組むしかない。でも美玖が治る前に店が潰れそうな気がするのは私だけでしょうか? 本当に頑張れ、繁
パパ。

逢魔ヶ刻動物園
 水中戦にもつれ込まれたら、シシドに勝ち目はありませんよね。相手は海の王者だし。しかしシシドが出した音のお
かげで仲間達が来て、イガラシも助け出せた。勝つ事しか考えてなかったシシドが仲間を助ける切っ掛けを作るとは、
なかなか面白いじゃないですか。
 サカマタを止める華の勇気は凄いけど、相手が悪すぎる。更にNo3のカイゾウまで来て、園長は未だに遠く。さすが
にこの状況は悪すぎますね。華が逆転のアイデアを思い付くのか、誰かが助けに来てくれるのか。

PSYREN −サイレン−
 ウロボロスの分身となったミスラとの最終決戦は、弥勒との共闘で見事勝利。こうなると予想していましたが、それで
も「かつての強敵と力を合わせて、真の敵を撃つ」という展開は燃えますね。
 しかしミスラは倒しましたが、厄介な問題は山積みですよね。能力を酷使したアゲハの生死、弥勒達の今後、そして
未来は……? あと二、三回ぐらいで終わりそうですが、きちんとしたエンディングを見せてくれると期待します。

LIGHT WING
 一回戦からいきなり優勝候補と、というのはスポーツ漫画のお約束ですよね。たまには違うパターンも見てみたい。
 環商業は堅守速攻のチーム。現実の日本代表と似た感じのチームですか。前回も言いましたが、こういうチームを主
役にしたサッカー漫画があってもいいと思うんですけどねえ。
 新キャラは吏人と因縁あり。そして吏人も認める程の実力者。この辺りもよく見るパターンですね。
 こうして色々と考えてみると、この漫画が「スポーツ漫画」としては真っ当な、王道すぎるぐらい王道な作品なんだなあ
と分かります。演出こそ派手で独特ですが、ストーリーはありふれた内容で眼の超えたジャンプ読者の興味を惹く程で
はなかった。やっぱり漫画はストーリーが命なんですね。この漫画、決してつまらなくはないんだけど、それでもこの位
置ですからねえ。やっぱりジャンプは厳しい。

SWOT
 死にかけた学崎ですが、友を思う心によって死の淵から蘇り、裏カクゴで勝利。鰯田も救われてメデタシメデタシ。
 …………ストーリーは悪くないのに、全然さっぱり盛り上がらないのは何故だろう。この漫画、絵が下手とか見難いと
か展開が強引すぎるとか以上に、致命的な問題がある気がします。